ここから本文です

肺がん患者にヤジ飛ばした国会議員が謝罪 しかし・・・「喫煙者を必要以上に差別すべきではないという想いで呟いた」

2018/6/21(木) 17:15配信

BuzzFeed Japan

受動喫煙対策を訴えた肺がん患者に国会議員が「いい加減にしろ!」とヤジを飛ばした問題で、ヤジを飛ばした自民党の穴見陽一衆院議員が21日、「心からの反省と共に深くお詫び申し上げる次第でございます」と謝罪のコメントを出した。

しかし、ヤジ発言の意図については、「喫煙者を必要以上に差別すべきではないという想いで呟いたものです」とし、まるでがん患者が喫煙者を差別したかのようなコメントをしている。

ヤジを飛ばされた日本肺がん患者連絡会理事長の長谷川一男さん(44)は、「喫煙者を差別する意図は全くないことは、答弁の内容をきちんと聞いてもらえばわかるはずだ。ただ、ヤジを認めて謝罪していただいたことは評価したい」と話している。

ヤジをその場で聞いていた全国がん患者団体連合会理事長の天野慎介さん(44)は「喫煙者を差別したかのように誤解されるのは、長谷川さんの思いと違うのではないか。真摯に議論していただきたい」と苦言を呈した。
【BuzzFeed Japan Medical / 岩永直子】

喫煙者にむしろ配慮したのに 「喫煙者を必要以上に差別」とは?

問題が起きたのは、受動喫煙対策が盛り込まれた健康増進法改正案を審議した6月15日の衆議院厚生労働委員会。

参考人として招かれた長谷川さんが、屋外での喫煙について問われ、意見を述べた時に、議員席に座っていた穴見議員から2回「いい加減にしろ!」とヤジを飛ばされていた。

BuzzFeed Japan Medicalが21日朝に独自に報じたところ、同日午後、穴見議員は公式ウェブサイトなどで「お詫び」と題した文書を公表した。

穴見議員はまず、「この度、去る6月15日に行われた衆議院厚生労働委員会において、参考人のご意見の際、私が『いい加減にしろ』といったヤジを飛ばしたという報道がありました」と事実関係を確認した。

その上で「まずは参考人の方はもとより、ご関係の皆様に不快な思いを与えたとすれば、心からの反省と共に深くお詫び申し上げる次第でございます」と謝罪の言葉を述べた。

ところが、参考人にヤジを飛ばした意図についてはこう釈明した。

「もちろん、参考人のご発言を妨害するような意図は全くなく、喫煙者を必要以上に差別すべきではないという想いで呟いたものです。とはいえ、今後、十分に注意して参りたいと存じます。 この度は誠に申し訳ありませんでした」

実際のところ、1回目のヤジは長谷川さんが「喫煙者の方がどこも吸うところがないじゃないかとおっしゃるのもすごくよくわかります」と喫煙者の思いにも配慮した発言をした直後に発せられていた。

1/2ページ

最終更新:2018/6/21(木) 19:08
BuzzFeed Japan

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事