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桐生祥秀、10秒16「もう1段ギア上げたい」

6/23(土) 7:03配信

スポーツ報知

◆ジャカルタ・アジア大会選考会 陸上日本選手権第1日(22日、山口・維新みらいふスタジアム)

 男子100メートル準決勝で、日本記録保持者の桐生祥秀(22)=日本生命=が全体トップとなる10秒16(向かい風0・3メートル)の1組1着で23日の決勝に進んだ。1組ではケンブリッジ飛鳥(25)=ナイキ=は10秒24の2着、多田修平(21)=関学大=も10秒31の3着で続き、ともに決勝進出。2組は山県亮太(26)=セイコー=が10秒19(向かい風0・3メートル)で首位通過した。

 一度も先頭は譲らなかった。桐生の鋭い加速が戻った。中盤で抜け出し、ロンドン世陸代表のケンブリッジ、多田を従えて10秒16の1組首位通過。「去年は(準決勝でケンブリッジに先着され)2番だったから、(コーチに)『それ(2位通過)だけはやめてこい』と言われていた。(記録も)シーズンベスト(10秒15)近く出ている。(スタート局面などを)いろいろ考えて走っているから、走り終わると頭が疲れる」と笑った。

 今季は「もっとキレを出したい」と繰り返してきた。キレ不足の一因が体重。ベスト70キロが、5月末に72キロ後半まで増えた。今月のスペイン合宿中は、昼食はヨーグルトやフルーツを取り、パエリアを始めとしたスペイン料理の誘惑を我慢。豚肉はゆでたものを食べ、揚げ物はもちろんNG。今大会前までに70キロ弱に落とした。「ギリギリ間に合った。(体重が)戻るといい感じ」。土江寛裕コーチ(44)も「今は肉体的にも準備ができている」とうなずいた。

 23日の決勝は、10秒12以上で優勝すれば自力で8月のアジア大会代表が決まる。同日に200メートル予選も走るタフな日程だが「もうやっちゃえ!という感じ。もう1段階ギアを上げたい」。4年ぶり日本一に、もう手が届く。(細野 友司)

最終更新:6/23(土) 8:28
スポーツ報知

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