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トイレはここまで進化していた! 発電するスライド鍵で混雑解消へ…『トイレ最前線』

6/23(土) 8:30配信

関西テレビ

2年後に迫った東京オリンピック。さらなる外国人の増加が予測される中、新たな“おもてなし”として、今至るところで進化を遂げているのが……『トイレ』!

女性:
「すごいきれいになった!なんか“おもてなし感”満載」

別の女性:
「距離があっても、ちょっとガマンしてでも、きれいなトイレを選んでそちらに向かいます」

実はその『トイレ』、温水洗浄機能のついたものだけでも、1500億円を超える巨大市場!

さらに、今は多くの主婦の“悩み”に応える、驚きの機能も…。進化するトイレの最前線に迫ります!

<トイレの印象が施設の印象に>

今年4月にリニューアルオープンした大阪・伊丹空港。

トイレも美しく一新。インテリアにこだわり、天然石のタイルや観葉植物でリラックス空間を演出しています。

伊丹空港本部の担当者:
「やっぱりトイレの印象が悪いと空港の印象にも関わってきますので、より多くのお客様に、より快適に空港を利用していただくために、トイレは最も重要な要素だと思っています」

飲食店でも、「トイレが汚いとお店のイメージが悪くなる」と答えた人が8割近くに…(TOTO調査)。
今やトイレは、集客のカギを握る存在になっているんです。

<最新技術で混雑解消!発電する“鍵”>

一方で、快適になりすぎるあまり、こんな悩みも…。

女性:
「もうトイレが込むのは毎回。なんでも、イベントとかでは並ばないといけないので、困ります」

そんなトイレ混雑の解消を目指し、最新の技術を駆使しているのは、年間240万人が訪れる、京都の二条城。その管理事務所をのぞいてみると、何やらパソコン画面を見つめている男性が…。

Q.これは何を見ているんですか?

二条城事務所の職員:
「今、トイレの使用状況を確認しています。即座に事務所に通信で伝わってくるシステムの実験をしております」

トイレの“鍵”に内蔵された機器が開け閉めを検知することで、個室の利用状況をリアルタイムで確認できるこのシステム。

トイレの混み具合を、利用者がスマートフォンで調べられるようにと開発され、現在、実証実験中なんです。

実は、利用者だけでなく管理する側にもメリットが…。

二条城事務所の職員:
「女子トイレの今日一日の動きを見てみますと、10時台の利用が多く、11時台がちょっと落ち込んでいて、その時間に合わせて掃除を入れるなどの取り組みにつながっています。トイレの美化っていうのは“おもてなし”の最低の条件やと思ってますので」

この鍵の部分を開発したのは、大阪の建築金物メーカー・シブタニ。

シブタニの広報担当者:
「鍵のスライド操作の時に少ない電力を発電しまして、それを管理システムに発信するという形になっています。個室の開け閉め操作が電気になってるんです」

鍵のスライドが生み出す電力で動かすため、配線も電池もいらないというスグレモノ。混雑だけでなく、人の命を救う可能性も秘めているといいます。

シブタニの広報担当者:
「施錠時間も管理ができますので、病院のトイレブースで10分経ってる、20分利用しているということであれば、もしかしたら人が中で倒れてるんではないか…と、有事の際、迅速に対応できます」

<究極の目標は“お掃除ゼロ”トイレ>

公共のトイレが進化を遂げる一方で、家庭のトイレのお悩みと言えば、『掃除』。

時には、夫婦間のバトルにも発展しかねない家庭のトイレ掃除問題は、嫌いな家事ランキングでも堂々の第1位…。

しかし、そんな悩みに応えてくれる注目のトイレが、パナソニックが開発したアラウーノ。オシャレなだけでなく、“素材”に違いがあるそうで…。

パナソニックの担当者:
「実は当社も一般的な陶器のトイレを昔作っていたんです。しかし、陶器のトイレって言いますと、他社産でシェアもかなりありまして、そこに入り込むっていうのはすごく難しく…」

そこで取り入れたのが“有機ガラス”。水族館の水槽に利用されるなど、水あかなどの汚れが付きにくく落としやすいという、まさにトイレにうってつけの素材だといいます。

また陶器と比べて自由自在に形が作れるという特性を生かし、便座のふちを少しだけ高くして、外へのとびちりをストップ。さらに、驚きの工夫も…。

パナソニックの担当者:
「泡が便器の中をグルグルグルっと水と一緒に流れることで、便器の中をお掃除してくれるトイレになってるんです。これで、もう便器の中の汚れも落としてくれます」

この「汚れにくいトイレ」は、去年までの累計売り上げが130万台を超える大ヒット商品となりました。

Q.これから、さらにこんなトイレにしていきたい、という展望はありますか?

パナソニックの担当者:
「もう究極は、お掃除をゼロにするっていう所ですね。今はどうしてもちょっと拭いていただいたりとか、ここちょっと…っていうのがどうしてもまだ残ってしまっているんですけど、これからはもう全く掃除はしなくていいっていうようなトイレを作っていければと思っております」

(関西テレビ『報道ランナー』内「なるほど!ちまたのケーザイ学」20180515OAより)

関西テレビ放送

最終更新:6/23(土) 8:30
関西テレビ