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独自の目線でPR!外国人を観光大使に 東京・大田区の魅力とは?

6/23(土) 9:30配信

TOKYO MX

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 日本の玄関口、羽田空港がある東京・大田区は、外国人観光客に向けて区の魅力を発信しようと、海外から来た人を観光大使に任命しています。外国人の目に映る大田区魅力はどのようなものなのでしょうか。

 英語で格好いいという意味の「COOL」と、大田区に「来る」を掛けた「来~る大田区大使」は、区にゆかりある外国人を観光大使に起用する取り組みです。任命式で、アメリカ出身のヴィッキー・バイヤーさんは「素晴らしい情報があったら、必ずウェブに載せるべき」、ベトナム出身のグエン・タン・ドンさんは「大田区の最先端技術はどこで情報収集し、世界に発信すればいいか」などと早速、活発に意見がやりとりされました。

 観光大使の主な仕事は、区のイベントへの参加やSNSを通じた魅力の発信です。バイヤーさんは「今、興奮しています。大田区だったら、旧東海道や池上本門寺といった歴史深いところに興味がある」といいます。また、アメリカ出身のヒュー・スチュワートさんは自分自身で、大田区のPR動画を作成しました。スチュワートさんは「大田区には日本の全てがある。神社に寺にショッピング、いい食べ物…」と語ります。

 大田区の松原忠義区長は、外国人目線での区の魅力の発信に大きな期待を寄せ「われわれは温泉や食べ物に行きがちだが、『あれ?』と思うようなものが好きだとか、われわれと違う見方をするかもしれないので、外国人と知り合うことはすごく大事だと思っている」と話します。

 また、大田区の意外なところに魅力を感じる大使もいます。イタリア人の学者、ジリオ・インマヌエル・ダビデさんです。ダビデさんが特にお薦めするのは東急目黒線・多摩川駅の周辺の、田園調布の住宅街です。

 まず、案内してくれたのは、多摩川台公園です。緑豊かな園内に、ダビデさんの大好きな景色があるといいます。公園から見える多摩川です。ダビデさんは「出身地の北イタリアにはポー川という長い大きい川が流れている。多摩川はよく似ている。故郷のことを思い出す」と語り、自然豊かな故郷を思い出せるこの場所は、ダビデさんにとって都会のオアシスのようです。

 続いて向かったのは地元の商店街、多摩川園商栄会です。商店街の中にある、およそ90年の歴史を持つ老舗和菓子店の味について、ダビデさんは「すごく甘いわけではない。ちょうどいい甘さ」と話し、「初めて入った時にすごく優しくしてくれた。『これもサービスであげます』とか『また来てね』とか言われ、うれしかった」と話します。

 さらに、アンティークショップ「マチルド イン ザ ギャレット」については「おばあちゃんの部屋にいるような感じがして懐かしい」と居心地の良さを語りました。ダビデさんは2月、この町にあるカトリック田園調布教会で結婚式を挙げたばかりです。その時、新婦が着けたティアラはこのお店で見つけたもので、結婚式には店のオーナーも出席してくれたといいます。

 町を歩いていると、ダビデさんに話し掛ける人がいました。商店街の中にある、イタリアンレストラン「田園調布倶楽部」の副店長、菊池康介さんです。ダビデさんと大の仲良しの菊池さんは「ちょっと変わったイタリア人ですね。基本的には、彼自身が吸収しようとしているからだと思う。田園調布というか大田区が、彼自身が非常に好きだということがポイントだと思う」と、ダビデさんがこの商店街に解け込んでいる様子を高く評価しています。

 ダビデさんも「よく言っているのは“人の味がする”ということ。店を開いている人々も面白く、みんなキャラクターが濃い。この魅力をこれからも世界に紹介していきたい」と話しています。

 外国人にとっても、人と人とのつながりの深さが大田区の魅力の一つといえそうです。

最終更新:6/23(土) 9:30
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