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クルマのカラートレンドどう決まる 今年の傾向は世界共通、日本では「グレーがくる」

6/24(日) 7:20配信

乗りものニュース

世界中のデザイナーが「共通の傾向」を見出した

 ドイツに拠点を置く化学メーカーのBASFが、2018-19年の自動車カラートレンド予測を発表、2018年6月20日(水)に東京都港区のBASFジャパン本社でその説明会が行われました。

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 BASFの自動車カラートレンド予測は、今後3年から5年のあいだに自動車の色選択に影響を及ぼすグローバルトレンド、およびEMEA(欧州・中東・アフリカ)、アジア太平洋、北米におけるトレンドを、各地域のデザイナーが連携して打ち出し毎年発表しているものです。BASFはこれら予測に基づくコンセプトカラーを自動車メーカーなどに提示、メーカー側はそこから車体色を選択したり、あるいはさらに車種に合った色を開発したりするそうです。

 2018-19年におけるカラートレンド予測のテーマは「Keep it Real」(現実にしよう)。デジタル技術の発達により、バーチャルな体験や新しいコミュニケーションの方法などが当たり前のものとなるなか、デジタルと現実との融合が進み意識が変わっていく時代背景を表現しているといいます。これまでは各地域別にキートレンドカラーが発表されていましたが、今年は世界中のデザイナーが「傾向がかなり似ている」と判断したことから、世界共通のキートレンドカラーとして「グレー」と「ブルー」が提示されました。

 BASFジャパン カラーデザインセンター アジア・パシフィックチーフデザイナーの松原千春さんは、グレー、ブルーとも不変性のあるカラーとしつつ、グレーはそれを「『最新のグレー』、最先端のカラーとして表現していくのが現在のトレンドです。色そのものの存在感はブルーより小さいかもしれませんが、質感などの品質をエンドユーザーも求めている傾向があり、単なる灰色ではなく様々な表現ができる色として注目されています」と話します。

 一方でブルーは、近未来イメージを象徴する色として、使用範囲が広がっているとのこと。たとえば、EVなど新エネルギー車のキーカラーにも、クリーンなイメージからブルーやホワイトが使用されることが多いそうです。一方で、「バーチャルなコミュニケーションの場が、シェアオフィスなどを通じて実世界にも持ち込まれています。現実に交流し活気ある場をつくっていく色としてもブルー系が選択されます」(松原さん)とのことです。

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