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教習車はセダンでないとダメって本当?

6/25(月) 15:03配信

オートックワン

教習車になる車種の条件とは?セダンではないといけない!?

車の免許を取得するとき、ほとんどの方は指定自動車教習車へ入校して教習を受けます。

その教習車ですが、ほとんど必ずと行っていいほど、セダン車が使われています。
今では決して販売ボリュームの大半を担うとは言い難いセダン車。もっと多くの人が運転する機会のある、ミニバンやコンパクトカーのほうが良いような気もしますが、何故セダンなのでしょうか。
教習車にはどんな条件があるのか、徹底調査しました。

【画像】様々な改修を施された教習車

■教習車のボディサイズや乗車定員には決まりがある
教習車にはきちんとした規格があり、1960年12月20日制定の道路交通法施行規則により、次のように定められています。

▼教習車として使用できる車両の条件
・乗車定員5人以上の普通自動車
・全長4400mm以上
・全幅1690mm以上
・ホイールベース2500mm以上及びトレッド1300mm以上

※ホイールベースとは前輪軸中心から後輪軸中心までの距離、トレッドとは左右タイヤの接地面の中心間の距離を表します。

このように車両のサイズが決まっているのは、教習内容がばらつくのを防ぎ、指定自動車教習所としての機能を明確に果たすためです。もちろん軽自動車の教習車はありません。

■教習車はセダンであることが必須!?
これまで見てきた通り、教習車に使用される車種は圧倒的にセダン車の比率が高くなっています。売れ筋のミニバンやハッチバック車で教習を受けたほうが時代にあっているような気がしますが、セダンではないといけないというルールはあるのでしょうか。

■条件を満たしていれば、セダンである必要はない
実は上記の乗車定員とサイズを満たせば、ボディタイプは問題ではありません。

ではなぜセダンが教習車に使われてきたかと言うと、条件を満たす車種にセダンが多いので、そのまま使われてきたということです。また高度成長期以降、長きにわたって、セダンが多くの車種の中で中心的存在だったという点もあるでしょう。

■教習車として使う上でのセダンならではのメリット
また、教習車として使用する上でのセダンならではの良さもあります。ハッチバックでは後方視界が悪い場合がありますし、ミニバンの運転席は車体の前寄りなので、車体の後方が相対的に長くなります。こうした違いが、S字やクランク、バックでの車庫入れなど、運転の基本を学ぶときに大きく関係してきます。

運転の基本となる車体感覚をつかむには、セダンは最も適したボディと言えます。

■装備追加、改修が必要なので、どんな車種でも教習車にできるわけではない
なお教習車には、専用の追加装備が必須です。

まずは教官用の補助ミラー、緊急時や事故防止のため車を停止させるための助手席ブレーキペダルです。またマニュアル免許のため、マニュアルミッション搭載車がラインナップされている必要もあります。

その他、視界を良くする細いピラー、仮免許運転中を示すプレート枠なども必須となります。

この改修をするコストを考えると、闇雲に教習車の車種を増やすのはメーカーにとってメリットが薄いというのも事実のようです。

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最終更新:6/25(月) 15:03
オートックワン