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ワンピースの悪魔の実? 超絶技巧な「りんご彫刻」が話題に もしかして能力者?タイで学んだ作者に聞いた

7/2(月) 7:00配信

withnews

 りんごの表面に彫り込まれたS字形のうねった模様。実はこれ、すべて手作業による彫刻です。ツイッター上で「思わずうっとりする美しさ」「ワンピースの悪魔の実だ」と話題になっているこの作品。作者は、タイで「フルーツカービング」を学んだ女性です。作り方やその魅力について詳しく聞きました。

【画像】リンゴ、スイカ、メロン……「果物彫刻」30点以上を紹介。超絶技巧で見事な文様が彫ってあります

すべて手彫りです

 先月23日にツイッター投稿された画像。赤いりんごの表面に、たくさんのS字形にうねった模様が彫り込まれています。

 この投稿に対して、「鳥肌が立ちました」「草間彌生さんの作品かと思った」「ワンピースの悪魔の実だ」といったコメントが寄せられ、リツイートは9千、いいねは2万2千を超えています。

 ちなみに「悪魔の実」とは、人気漫画「ワンピース」に登場する、食べると様々な特殊能力が身につく不思議な実のことです。

 この画像を投稿したのは、彫刻の作者である佐藤朋子さん。京都在住で、果物やせっけんに彫刻を施すフルーツカービング・ソープカービングの教室を主宰し、京都と福井で教えています。

作者に聞きました

 今回のりんごはどのようにして作られたのか? フルーツカービングの魅力とは? 佐藤さんに話を聞きました。

 ――まずはフルーツカービングについて教えてください

 フルーツカービングは、700年以上の歴史があるといわれているタイ伝統の果物彫刻です。スイカやメロンをはじめ、様々な果物や野菜に小さなナイフ1本だけで模様を彫っていきます。

 趣味として楽しむ人も多く、同じナイフでせっけんに彫刻するソープカービングも人気があります。

タイで学んだ技術

 ――フルーツカービングを始めたきっかけは

 たまたま雑誌でスイカのカービングを見て興味を持ったのが最初です。

 もともと私は、薄い板をはり合わせる手法で木工作品を作っていたので、カービングの「必要な道具はナイフ1本・短時間で仕上がる・粉塵が出ないのでどこででも出来る」という手軽さは驚きでした。

 色や形を組み合わせて仕上げる足し算の木工に対して、元の状態から切り取ることで模様を作っていく引き算のカービング、という対比も面白いと思っています。

 ――タイに行って学んだそうですね

 バンコクに、タイの様々な文化を教えているカルチャースクールがあり、私はその中のタイカービングのクラスを受講して技術を教えていただきました。本場の先生方のナイフさばきを目の前で見たり、異国の模様に触れたりするのはとても勉強になりました。

 ――制作する上での面白さや難しい点は

 とくに、果物や野菜に彫刻する時は、その素材が元々持っているみずみずしさや、色、形の美しさを損なわないように、活かせるように気をつけています。そこが難しくもあり、面白い点でもあると思います。

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最終更新:7/3(火) 13:20
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