ここから本文です

パスポート写真は笑顔で、なりすまし対策に一役 研究

7/1(日) 9:01配信

The Telegraph

【記者:Sarah Knapton】
 旅券(パスポート)の不正使用を防ぐには、笑顔の写真を使うべき──こう示唆する論文が、英医学専門誌「ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・サイコロジー(British Journal of Psychology)」に掲載された。

 英ヨーク大学(University of York)心理学部の研究チームが以前行った研究では、人には見慣れない顔写真2枚の照合が難しいことが明らかになっている。これは、偽造パスポートの見極めにおいて、重大な障壁となっている。

 研究チームは、笑顔の写真で照合精度が上がる可能性があるか、検証実験を行った。

 40人の被験者は、知らない人物の顔写真60組を照合。同一人物の異なる写真2枚、似ているが別人の写真2枚について、無表情のものと笑顔のものを照合した。

 その結果、同一人物の異なる写真の比較では、笑顔の写真で照合精度が9%向上した。似ているが別人の写真の比較でも、笑顔の写真で精度が7%向上した。

 研究を率いたミラ・ミレバ(Mila Mileva)博士は、「身分証明写真には、通常使っている無表情ではなく、口を開けた笑顔の写真を使用すると、照合がより簡単になることを研究は示唆している」と指摘。「なりすましは、さまざまなレベルで大問題となっている。そのため、本人確認の手法をいかに向上できるかの研究を、さらに進めることが重要だ」と話した。【翻訳編集】AFPBB News

「テレグラフ」とは:
1855年に創刊された「デーリー・テレグラフ」は英国を代表する朝刊紙で、1994年にはそのオンライン版「テレグラフ」を立ち上げました。「UK Consumer Website of the Year」、「Digital Publisher of the Year」、「National Newspaper of the Year」、「Columnist of the Year」など、多くの受賞歴があります。

最終更新:7/9(月) 8:31
The Telegraph

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ