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「当てる」動きが「振る」動きに。“フィニッシュ習慣”はじめよう【倉本昌弘の本番に強くなるゴルフ】

7/1(日) 12:08配信

みんなのゴルフダイジェスト

スウィングでフィニッシュを疎かにしてしまうことがあるゴルファーは多いだろう。日本プロゴルフ協会の会長を務める倉本昌弘は「ボールが落ち始めるまではフィニッシュを崩してはいけない」という。著書「本番に強くなるゴルフ」から球筋を安定させる方法をご紹介。

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ボールが落ち始めるまでフィニッシュは崩さない

アマチュアゴルファーの練習を見ていると、球の行方ばかりを気にして、フィニッシュを疎かにしている人が多いようです。しかし、今よりも上手くなりたい、球筋を安定させたいと思うのであれば、フィニッシュまで振り切って左足1本で立ったら、ボールが落ち始めるまでその状態をキープするクセをつけるようにしてください。

これにはいくつかの意味があります。まず最後まで振り切るクセをつけることで、「当てる」動き、「叩く」動きから、「振る」動きになるということです。アマチュアの場合、上体に力が入って、ボールに上手く当てようとするから、どうしても「叩いて」しまう。しかし、ボールを叩いた瞬間に球は曲がります。たとえそれで真っすぐ飛んだとしても、いつ曲がるかわかりません。それでは怖いのです。

プロの試合でも、フィニッシュがピタリと決まっている選手は振れています。だから、曲がらない。でも、フィニッシュが崩れ始めたら、それは叩いている証拠。注意信号です。たとえそのときスコアが良くても、いつ崩れるかわかりません。トップで力を抜き、ダウンで力を抜き、フィニッシュでも力が抜けて、スウィングの勢いで体が回り切る。そうやってスウィングの中でボールをとらえるようなイメージにしたいのです。

また、フィニッシュが崩れるのは、スウィング中のバランスが悪かった証拠です。フィニッシュ以前の動きや力の使い方が悪いから、フィニッシュが崩れてしまうわけです。逆に言うと、常にフィニッシュの姿勢を取り続けることで、自然にいい動き、いいバランスでスウィングできるようになるという効果もあるのです。

よく、球が真っすぐ飛んでいれば、フォローやフィニッシュは関係ないなどと言う人がいますが、私はその考え方に反対です。球が真っすぐ飛んでいても、フィニッシュが崩れるのは、スウィングに問題がある証拠。それではいつミスが出るかわかりません。だから普段の練習からフィニッシュをきっちり取る訓練をして欲しいのです。

フィニッシュを取ろうとしてもなかなか取れないという人は、右足1本、左足1本で立ってスウィングしてみましょう。そういうバランスの悪い状態で練習すると、自然にバランスの良いスウィングができるようになるからです。

さらに、それで球が打てるようになったら、今度は片手でクラブを持って、片足で打つのもいいと思います。ショートアイアンを使って、左足1本右足1本、左足1本左手1本、右足1本右手1本、右手1本左手1本。この4通りの構えで練習するのです。こういう練習をしておくと、普通に構えたときにスウィングがとても楽になるので試してみてください。

「本番に強くなるゴルフ」(ゴルフダイジェスト新書)より

みんなのゴルフダイジェスト編集部