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【全日本】諏訪魔が狙う世界タッグオープン化

7/3(火) 16:56配信

東スポWeb

 全日本プロレスの暴走男・諏訪魔(41)が2日、30周年を迎えた世界タッグ王座の一大改革を誓った。6月30日札幌大会で石川修司(42)との“暴走大巨人”で崔領二(38)、ディラン・ジェイムス(27)組から約5か月ぶりに同王座を奪還。楽天イーグルスの監督並みに「短期政権の代名詞」と呼ばれる同王座を新たなステージに押し上げるため、ベルトの「オープン化」と「無差別級化」を胸に史上初の長期政権を狙う。

「30周年という節目にベルトを取り戻せた。手放すつもりはないし、どんどん防衛戦をやる。新記録も狙える位置にあるなら、なおさらだね」。前夜遅くに長い北海道ツアーから帰京したばかりの諏訪魔は、疲れも見せず不敵に笑った。

 世界タッグ王座は1988年6月にジャンボ鶴田、谷津嘉章組がPWFとインターナショナル両タッグを統一。暮れの祭典・世界最強タッグ戦前に王座を返上する慣習が続いたこともあり、89年の最多防衛記録(鶴田組のV7)はいまだに破られていない。しかもこの1年半で10度も王座が交代。昨年の東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」最優秀タッグ賞に輝いた諏訪魔組も1か月天下に終わっており、初の長期政権樹立に燃えるのも当然だろう。

「10回、20回は防衛しないと。あとは挑戦者の拡大。オープン化というか、今はアジアも含めて階級の明確な線引きや格付けはなくなっている。世界を目指しつつ、そういう選手たちの挑戦を受けるのも刺激的だよね」

 若手の登竜門だったアジアタッグには若手ではない秋山準(48)、永田裕志(50)組が君臨。8月のジュニアタッグリーグ戦にはドラゴンゲートの鉄人・望月成晃(48)が初参戦する。4月の「チャンピオン・カーニバル」ではノアの丸藤正道(38)、ドラゲーの鷹木信悟(35)らが大旋風を起こした。団体全体のオープン化と無差別級化は加速しており、誰が誰を連れてきても魅力ある挑戦者組が続出するはず。世界最強タッグの前身が「オープンタッグ」だった歴史を考慮しても諏訪魔の考えは理にかなう。

 野望を後押しするように、22日の博多スターレーン大会では元WWEスーパースターのTAJIRI(47)と未知の強豪、ギアニー・ヴァレッタ(28=マルタ共和国)とのV1戦が決まった。192センチのヴァレッタはPWM&BEWヘビー級王者で、世界一美しい島国マルタでは力道山のような英雄的存在だという。

「TAJIRIが呼んだなら本物だな…。王者でも俺たちは挑戦をやめねえぞ、オイッ!」。暴走男の逆襲が始まる。

最終更新:7/3(火) 17:01
東スポWeb

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