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アメリカ民主党が左へ急旋回? 社会主義者の新スター誕生

7/5(木) 12:08配信

FNN PRIME

「民主党に投票する理由は何もない」

昨年始め『民主党に投票する理由(複数)』という本が、米国アマゾンのベストセラー1位になったことがあった。

(画像)”民主党の将来” 28裁・新スターの画像はこちら

この本、ページを繰ると著者の前書きと目次以外は白紙なのだ。つまり「今民主党に投票する理由は何もない」というのが、著者で保守系のニュースサイトの記者の言わんとしたことだったのだが、この皮肉が保守派に受けて、定価7ドル70セント(約850円)の白紙の本が売れに売れたのだった。

しかし、その皮肉には根拠がないわけではなかった。

トランプ大統領誕生後、民主党陣営は選挙敗北の責任のなすり合いに終始し、トランプ大統領に対しても「移民規制政策反対」「気候変動条約脱退反対」「オバマケア廃止反対」と反対を重ね、何の証拠もない「ロシア疑惑」で政権の攻撃に明け暮れ、民主党としての明白なビジョンを打ち出せないままだった。

つまり白紙の本には何ら書き込むことがなかったわけで、今年の中間選挙を控えても不法移民の子供が親と分離留置されるのを「非人道的」と「反対」するだけで、この間トランプ大統領の支持率が5ポイント上る(リアルクリア・ポリティック)ということになってしまった。

「反対」一辺倒の作戦では選挙に勝てない

ところが、ここへきてその潮目が変わりそうな動きが出てきた。

先月26日行われたニューヨーク第14選挙区(ブロンクス地区など)の民主党の下院予備選で、28歳の新人のアレクサンドリア・オカシオーコルテスさんが、現職で10期連続当選の将来の下院議長とも言われたジョセフ・クロウリー議員を破った。
11月の本選挙でも民主党が圧倒的に強い同選挙区でオカシオーコルテスさんが当選するのは間違いないとされ、タイム誌は「今回の中間選挙で最大の番狂わせ」と報じた。

下院民主党のペロシ院内総務は「一選挙区の結果にすぎない」と火消しに躍起だが、ペロシ院内総務ら党主流派がおし進める「反対」一辺倒の作戦では選挙に勝てないという危機感が中間選挙の立候補予定者の間に広がり始めている。

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最終更新:7/5(木) 12:08
FNN PRIME