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深刻な「サンマ不足」に悲鳴…日本vs中国で“バトル”勃発

7/5(木) 19:52配信

FNN PRIME

中国ではスマホで簡単に冷凍サンマ購入

中国で、スマホを使って簡単に手に入る意外なもの。それは…

“日本の秋の味覚”サンマだ。

【画像】サンマ漁獲量“中国急増・日本不漁”のワケを図解で見る

試しに中国内でスマホを使って注文してみると、冷凍サンマ12匹がわずか50分ほどで届いた。値段は1匹あたり日本円で約115円だった。

街の屋台でも塩焼きが売られるなど中国でも需要が伸びているサンマ。

その中国のサンマ漁獲量はここ5年で24倍に急増している。

サンマ漁獲量“中国急増・日本不漁”のワケ

一方で日本のサンマ漁獲量急減している。

2008年に35万5000トンだったサンマ漁獲量は、10年間で8万4000トンにまで減少。ほぼ半世紀ぶりの不漁となった。

サンマは北太平洋の公海で育ちながら、秋ごろから日本などの沿岸に南下して来る回遊魚。しかし近年、サンマが日本の漁場にたどり着く前に、中国などの漁船が先捕りしてしまうことなどから日本での不漁が続いていると考えられている。

こうした中、日本と中国の間で、サンマをめぐる熾烈なバトルが勃発。

国際会議で漁獲制限は?日中の議論決着は不透明

7月5日まで3日間にわたり日本、中国、台湾、ロシアなど8つの国と地域が参加して行われた国際会議。

日本政府は公海でのサンマ漁獲制限を提案し乱獲を防ぎたい考えだが、中国は「漁獲規制が必要なほど減っていない」と強く反発している。

都内飲食店で“サンマ不足”に悲鳴も…

東京都内の飲食店では、深刻な“サンマ不足”に悲鳴を上げていた。

「居酒屋・秋刀魚」の看板メニューはサンマ1本を丸ごと使った名物「さんまずし」。

それに並ぶ人気メニューが「さんまの丸干し」だというが…。

居酒屋・秋刀魚 山風呂秀一さんは「すしの方は1年中、冷凍を戻すのであるのですが、(さんまの)丸干しの方は、2月ごろから出せなくなった。初めてです。こういうことは」と嘆く。

国際会議で漁獲制限が可決されるには4分3以上の賛成が必要。

日本は同じ沿岸国であるロシアに理解を求め、合意を取り付けたいとしているが、議論の決着は不透明だ。

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最終更新:7/5(木) 19:57
FNN PRIME