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<大雨>115万人に避難指示 3人死亡、不明は9人か

7/6(金) 20:10配信

毎日新聞

 西日本から東日本にかけて梅雨前線が活発に活動を続け、記録的な大雨は6日も続いた。京都府の女性が川に流されて死亡し、死者は兵庫、広島各1人と合わせて計3人となった。また、広島県内の広域で同日夜、土砂崩れが複数箇所で発生したとの情報があり、消防が救助活動を続けている。気象庁は数十年に1度の異常な大雨に最大の警戒を呼びかける「大雨特別警報」を岡山、広島、鳥取、福岡、佐賀、長崎、京都、兵庫の8府県に出した。2013年の運用開始以来、6県同時の発令は最多。

【写真特集】大雨で6県に特別警報 死亡・不明相次ぐ

 ほかの地域でも土砂災害や河川の氾濫の危険が高まり、毎日新聞の午後9時現在の集計で、近畿や九州、中国など2府22県で約115万3000人に避難指示、約264万8000人に避難勧告が出ている。これまでに、9人が行方不明になったとの情報がある。

 広島県の現地消防などによると、広島市などで生き埋めになったとの通報があった。同県内では少なくとも広島市を含む7市町で約45万人に避難指示が出ている。広島市は2014年にも土砂災害が発生し、77人が犠牲となっている。

 また、国土交通省近畿地方整備局は6日、京都府内を流れる桂川が同日夜に氾濫する可能性があると発表し、京都市や同府亀岡市など沿岸自治体に警戒を呼びかけた。上流の日吉ダム(京都府南丹市)が同日午前7時ごろから満杯になり、ダムに入る量とほぼ同じ量を放流している。桂川は2013年9月、台風18号の影響で亀岡市や嵐山周辺で氾濫した。

 交通機関はこの日も乱れた。山陽新幹線は夜には岡山-博多間で運転を取りやめ、新大阪-岡山間などで一時運休した。JRの在来線や私鉄も近畿を中心に運休が相次いだ。7日も一部区間で始発から運転を見合わせる。高速道路でも路肩の土砂が車道に流入して通行止めとなる被害が出ている。

 気象庁によると、多くの地点で72時間雨量が観測史上1位となった。6日午後5時40分までの72時間で1203.5ミリに達した高知県馬路村では、3日間で2カ月分(7月の平年値591.5ミリ)の雨が降ったことになる。このほか、同県香美市848.5ミリ▽徳島県三好市726ミリ--など記録の更新が相次いだ。

 梅雨前線は8日ごろまで本州付近に停滞し、西日本では1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が断続的に続く恐れがある。9日になると太平洋高気圧が勢力を強め、前線の活動は収まる見通し。【鳥井真平、山田毅、山口知】

最終更新:7/6(金) 23:10
毎日新聞

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