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記録的大雨、4人死亡6人不明 8府県に特別警報

7/6(金) 21:24配信

朝日新聞デジタル

 活発な梅雨前線による記録的な大雨は6日も続いた。台風7号が九州に接近した3日以降、全国で4人が死亡、1人が重体、6人が行方不明になった。西日本で河川の氾濫(はんらん)や土砂崩れが相次ぎ、交通網が終日混乱。気象庁は6日、福岡、佐賀、長崎、広島、岡山、鳥取、兵庫、京都の8府県に、数十年に一度の重大な災害が予想される「大雨特別警報」を発表した。最大級の警戒を呼びかけている。

【写真】土砂が流れ込み、住宅が傾いている現場=2018年7月6日午後2時24分、北九州市門司区、金子淳撮影

 台風7号と大雨で、3日に福岡市の女性(89)が強風にあおられて転落死。5日には兵庫県猪名川町の工事現場で排水管に流された男性(59)が死亡した。広島県安芸高田市で宮根和彦さん(59)が川に流され、6日に死亡を確認。京都府亀岡市では、瀧上さち江さん(52)の車が大路次川で見つかり、下流の大阪府能勢町で遺体が見つかった。

 北九州市門司区では、土砂崩れで複数の家屋が倒壊し、2人が行方不明。福岡県筑紫野市では60代の女性が濁流に流され、行方不明になった。奈良市で田んぼの様子を見に行った男性(66)、高知県香南市で牛乳配達中の男性、岡山県新見市で犬の散歩をしていた男性(69)も行方不明になっている。

 広島県では、広島市や東広島市、三原市などの消防に「土砂崩れで住民が生き埋めになった」などの通報が相次ぎ、救助に向かった。東広島市では午後11時時点で14人の安否が不明という。

 京都市消防局によると、伏見区の琵琶湖疏水(そすい)で高齢男性が流され、救助されたが重体という。

 高知県安芸市の安芸川、香南市の夜須(やす)川、広島県三原市の沼田川が氾濫。京都府では日吉ダムが満水になって放流を始め、下流の桂川が嵐山付近で氾濫する危険性が拡大。京都市は桂川周辺を含む58万人に避難指示を出している。

 総務省消防庁の6日午後9時50分時点のまとめでは、重軽傷者は兵庫県や福岡県などで計43人。床上浸水は大阪府などで40棟、床下浸水は福岡県などで381棟。西日本の新幹線やJR在来線、主な私鉄は6日も多くの区間で運休した。

朝日新聞社