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【タイ洞窟少年閉じ込め】そういえば、似たようなケースがチリの鉱山でもあった!

7/6(金) 6:40配信

FNN PRIME

「ちちち・れれれ!」という掛け声とともに地上に姿を現した「つなぎ」姿の男たち。今回のタイ・チェンライで13人のサッカー少年らが洞窟に閉じ込められたとの一報を聞いたとき、頭に浮かんだ映像だった。

(画像)地下700メートルから届いた奇跡のメモ

「死を覚悟」した作業員

2010年8月5日、チリ・アタカマ砂漠にある世界最大級のサン・ホセ鉱山で落盤事故は起きた。鉱山で作業中だった33人が生き埋め状態に。

深さ約700メートル。スカイツリーが丸ごと入ってしまう深さである。
生死を確かめるすべもなく、チリ国民も家族も33人の生存を諦めかけていた・・・。

そして、事故発生から17日が経過した8月22日。
掘削ドリルを引き上げると、赤ペンで走り書きしたメモがくくりつけられていた。

「われわれは避難所にいて無事だ。33人」
”生存”を伝える待望の知らせだった。

世界中の知恵が集結した現場

そこから狂想曲が始まった。
鉱山があるアタカマ砂漠には文字通り、何もない。
トイレも水道ももちろんない。携帯電話もつながらない。
そこに世界中のメディア2000人が押し寄せた。

作業員の家族や、救出に携わる人々も近くでテントを張り、周辺はさながら「村」のようだった。チリ政府が全面バックアップ。
仮設トイレが作られ、電話の基地局も出来、1か月後にはインターネットがつながるようになった。
それでも、数日いるとパソコンは砂まみれになり故障。
シャワーもなかったため、我々の横に「ベース」を構えていたフランスのテレビ局の女性キャスターはペットボトルの「エビアン」で髪を洗っていた。

また、チリ政府は救助のため、NASA(米航空宇宙局)やCDC(米疾病対策センター)など外国の政府、研究機関に支援や助言を仰いだ。中には米軍とともにアフガニスタンなどの戦地で活動する地盤調査会社も含まれていた。
世界中から機械や人材が集まり、結果的に想定よりかなり短期間での救出につながった。当初は4か月かかるとされた穴の掘削作業は半分で完了した。

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最終更新:7/6(金) 15:47
FNN PRIME

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