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1次試験から点数加算 前局長の息子、合格点に届かず

7/7(土) 11:24配信

朝日新聞デジタル

 文部科学省の私立大学支援事業をめぐる汚職事件で、東京医科大学の一般入試を受験した前科学技術・学術政策局長の佐野太容疑者(58)の息子の点数は、1次試験から加算されていたことが関係者への取材でわかった。この入試は、1次試験を通過しないと、2次試験には進めない仕組みだった。東京地検特捜部は、同大幹部らが確実に息子を合格させるよう画策したとみている。

 関係者によると、同大では臼井正彦・前理事長(77)と鈴木衛・前学長(69)=いずれも辞職=が部下に加算を指示。特捜部の調べに対し、2人はこうした不正行為を認めているという。同大も6日に記者会見を開き、2人が捜査を受けていることを認めた。

 同大の説明によると、不正があったとされる今年2月の入試は、1次で筆記試験を行い、合格ラインを超えた受験者だけが、2次の面接と小論文、適性検査に進むことができる。1、2次試験ともに、鈴木前学長をトップとする複数人の委員会で合否を決めていた。2614人が受験し、1次で約6分の1の451人に絞られた後、最終的に171人が合格したという。

 関係者によると、臼井前理事長が学内で息子を合格させるよう指示。鈴木前学長とともに合否の判定を主導し、息子が合格ラインを超えるよう加点を指示していた。佐野前局長の息子は合格点に届いていなかったという。

朝日新聞社