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「他の20人にも消毒液」看護師を殺人容疑逮捕 連続死

7/7(土) 18:23配信

朝日新聞デジタル

 横浜市神奈川区の大口病院(横浜はじめ病院に改称)で2016年9月、入院患者2人が相次いで中毒死した事件で、うち1人の男性(当時88)を殺害したとして、神奈川県警は7日、病院の看護師だった久保木愛弓(あゆみ)容疑者(31)=横浜市鶴見区=を殺人容疑で逮捕し、発表した。捜査関係者によると、久保木容疑者は逮捕前の任意聴取に対し、2人とも消毒液を体内に混入させて殺害したことを認めたという。

 久保木容疑者は「他の入院患者の体内にも消毒液を入れた。20人ぐらいやった」とも供述。動機については「自分が勤務のときに亡くなると、家族への説明が面倒だった」などと説明したという。県警は2人を含む計4人の患者の体内から消毒液の成分を検出しているといい、慎重に解明を進める。

 神奈川署特別捜査本部によると、逮捕容疑は16年9月18日、西川惣蔵(そうぞう)さん=横浜市青葉区=の体内に何らかの方法で消毒液を混入させ、殺害したというもの。久保木容疑者は容疑を認め、「申し訳ないことをしてしまった」と話しているという。

 西川さんは同日午後4時50分ごろから心拍数が低下し、午後7時に死亡が確認されたが、いったんは病死と診断された。

 2日後の20日、同室に入院していた八巻信雄さん(当時88)=横浜市港北区=が死亡。司法解剖の結果、殺菌作用が強い消毒液「ヂアミトール」に含まれる界面活性剤の成分が検出され、点滴にも同じ成分が混入されていた。このため、西川さんも司法解剖が行われ、同様の中毒死と判明した。

 この時期に死亡した他の入院患者についても県警が調べたところ、男性(当時89)と女性(当時78)の体内からも界面活性剤の成分が検出されたという。(山下寛久、伊藤和也)

朝日新聞社

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