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「青春18きっぷ」で乗れる便利・乗り得列車【2018夏】 夜行も観光もOK

7/7(土) 16:12配信

乗りものニュース

臨時列車の利用に制限無し

 JR旅客6社の企画きっぷのなかでも、とくによく知られているのが春、夏、冬の3シーズン限定で発売されている「青春18きっぷ」。原則としてJR全線の普通列車が5日(回)分、自由に乗り降りできます。発売額は1万1850円ですから、1日(回)分は2370円。2018年夏シーズンの発売期間は7月1日から8月31日までで、実際に利用できる期間は7月20日から9月10日までになります。

【写真】「18きっぷ」で乗れる特急車両のE257系

 一方、JRは春、夏、秋、冬の4シーズンごとに臨時列車の運転計画を立てています。2018年の夏季臨時列車の運転期間は、7月1日から9月30日まで。「18きっぷ」の利用期間と重なっています。

「18きっぷ」で利用できるのは、原則として快速列車を含む普通列車の普通車自由席だけ(普通車指定席やグリーン車自由席は、指定席券やグリーン券を追加購入すれば利用可能)ですが、臨時列車の利用に関してはとくに制限を設けていません。毎日運転の定期列車だろうと、運転日が限られる臨時列車であろうと、列車の種別が普通列車で普通車が連結されていれば、「18きっぷ」で乗ることができます。

 これら臨時列車のなかには、乗れば乗るほど割安感が高まる「18きっぷ」の利点を最大限に生かせるものも存在します。そのうちのひとつが、夜から翌朝にかけて長い距離を一気に移動する夜行列車です。

 たとえば、東京駅から臨時の夜行快速「ムーンライトながら」を利用すると、約400km先の終点・大垣駅(岐阜県大垣市)には早朝5時50分に到着。さらに大垣駅から普通列車を乗り継いでいけば、その日のうちに九州入りすることも可能です。20時ごろには博多駅に到達できます。

特急車両や豪華な観光列車にも乗れる

 夜行列車は日付をまたいで運転されるため、「18きっぷ」1日(回)分だけでは利用できないことも。下り「ムーンライトながら」を東京~大垣間で乗車する場合、「18きっぷ」2日(回)分を使うか、日付が変わる小田原駅までの片道乗車券(1490円)と「18きっぷ」1日(回)分を組み合わせて使うなどしなければなりません。また、「ムーンライトながら」は全車両が普通車指定席のため、指定席券を追加購入する必要があります。

 それでも、「18きっぷ」を使った方が安いことに変わりありません。東京~博多間の場合、所定の片道乗車券は1万3970円。これに対して東京~小田原間の片道乗車券、「18きっぷ」1日(回)分、「ムーンライトながら」指定席券の合計額は4380円ですから、所定の片道乗車券より9590円安くなります。

 逆に「18きっぷ」のデメリットを解消してくれるような臨時列車もあります。そのうちのひとつが、特急用の車両を使った快速列車や普通列車。車両運用の都合で普通列車に特急車両を使っているケースはいくつかありますが、臨時列車にも特急車両を使う快速列車や普通列車が多数あります。「18きっぷ」では本来乗れないはずの特急に乗る「気分」を味わえるわけです。

 このほか、観光列車用の豪華な車両を使った臨時列車のなかにも、営業上は快速列車や普通列車として運転されているものが多数あります。蒸気機関車がけん引するSL列車もほとんどは快速列車扱いで、もちろん「18きっぷ」でも乗れます。

 ただし、先に述べた「ムーンライトながら」のように、臨時の快速列車や普通列車は一部、もしくは全ての車両が普通車指定席やグリーン車指定席になっていることが多いです。普通車指定席なら「18きっぷ」だけでなく指定席券の追加購入が必要。グリーン車指定席はグリーン券を追加購入しても乗れません。また、臨時列車は運転日が限られているため、旅程を運転日に合わせて調整する必要があります。

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