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業界を変える? 10億円のスイス製プライベートジェット

7/7(土) 20:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

・スイスの航空機メーカー、ピラタス・エアクラフトは同社初のジェット機であり、890万ドル(約10億円)のプライベートジェット「PC-24」の納入を開始した。

【全写真】10億円のスイス製プライベートジェット

・PC-24は、同社の「Super Versatile Jets(SVJs)」の最初の機種。ジェット機の性能とプロペラ機の使い勝手の良さを兼ね備えている。

・同クラスの機体よりも短い距離での離着陸が可能なほか、草地や砂利、土など未舗装の滑走路でも利用できる。

・PC-24の1号機の納入先は、航空機の共同オーナー事業を展開するPlaneSense。どこよりも早く、PC-24でのフライトをお伝えしよう。

プライベートジェットは無用で、非合理なものに思えるかもしれない。だが、もし買えるなら(あなた、もしくはあなたの会社が)、買うべき理由はいくつかある。

第1の理由は、フレキシビリティ。プライベートジェットを利用するほとんどの人にとっては、これが最大の利点。だが、変化の多いビジネスを行っている人にとっても重要な要素になる。

「フライト中に『やはり、代わりにここに行こう』とか、別の場所に降りようなどと決めることができる」とPlaneSenseの創業者兼CEOジョージ・アントニアディス(George Antoniadis)氏は語った。

「旅客機ならハイジャックのようだが、プライベートジェットでは当たり前」

もちろん、プライベートジェットの所有には、時間やエネルギー、資金などの大きな投資が必要。同社が提供する共同オーナー制度の存在意義は、ここにある。

共同オーナー制度は航空機を完全に所有し、メンテナンスやオペレーション、人員の手配、ライセンスの取得などを行う代わりに、PlaneSenseのような企業が運航する航空機を使用する権利を購入する。

その後、必要になるのは毎月の維持費と、搭乗した時間分の使用料のみ。燃料費とスタッフの人件費は含まれている。

「我々は複数の機体を運航しているため、メンテナンスやパイロットの不在などによる欠航はない。自分の航空機を所有していることと変わらない」

PlaneSenseの設立は1995年、40機以上の航空機を所有している。平均機齢は5年以下。同社は頻繁に新たな機体を購入し、古くなった機体は中古市場で販売、常に最新の機体を揃えている。

同社は最近まではターボプロップ機、つまりはプロペラ機が中心だった。だが2018年2月、PC-24を購入、1号機が納入された。

スイスの航空機メーカー、ピラタス・エアクラフト(Pilatus Aircraft)のPC-24は、PlaneSenseのために作られたような機体。PlaneSenseがすでに多くの同社製ターボプロップ機PC-12を所有していることがその理由というわけではない。

PC-24はジェット機。同クラスのジェット機と比べて、より速く、航続距離も長く、最高高度も高い。さらに離着陸距離もより短い。使い勝手の良いプロペラ機といった感じ。

PlaneSenseは、Business Insiderを含む数社を対象に、PC-24の試乗フライトを実施、ニュージャージー州テターボロ空港から、マサチューセッツ州チャタムにあるケープコッド岬まで飛んだ。

滑走路が短いことで知られるテターボロ空港から約45分間の空の旅は、同機が短い滑走路にも対応できることを証明した。

軽い昼食をとるために--いや、本当はプライベートジェットでのフライトがどれほどフレキシブルなものかを証明するために--CEOのアントニアディス氏はまっすぐ戻らずに、ニューハンプシャー州ポーツマスに寄り、同社のオペレーションセンターを案内してくれた。

高速なWi-Fi環境を備えたPC-24は、驚くほど快適で、とても素晴らしかった。特に、短い距離での離着陸は素晴らしい。

世界初のPC-24と、同機でのフライトの様子を見てみよう。

(※全写真は記事上部リンクから)

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