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米駆逐艦が台湾海峡航行 中国反発「受け入れられない」

7/9(月) 9:40配信

朝日新聞デジタル

 台湾の国防部(国防省に相当)は7日夜、米海軍のイージス駆逐艦2隻が同日、台湾海峡を航行したと発表した。米艦船の動向を台湾側が明らかにするのは異例。中台統一を狙って台湾への圧力を強める中国を、米台が連携して牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。中国側は8日、「我々は受け入れられない」と反発する見解を示した。

 航行したのは駆逐艦マスティンとベンフォールド。台湾海峡に南から進入して北東へ向かった。台湾メディアによると、昨年7月に中国軍の空母遼寧が台湾海峡を航行した際にも追跡する米艦船が同海峡を航行したとの情報があるが、公表されていない。

 台湾を中国の一部と見なす「一つの中国」原則を認めない台湾の蔡英文(ツァイインウェン)政権に対して、中国側は台湾周辺で戦闘機の訓練を行うなどして軍事的威嚇を続けている。今回、米艦船の航行を公表することで、米軍が南シナ海などで行っている「航行の自由作戦」と同様に、中国に対して米軍の存在感を誇示した形だ。

 米国が中国に対する高関税措置に踏み切るなど、米中間の摩擦が高まっている時期とも重なり、中国側は神経をとがらせている。中国の台湾政策を担う国務院台湾事務弁公室の劉結一主任は8日、台湾メディアの取材に対し、「我々は国家利益を害するいかなる事柄にも強く反対し、受け入れられない。米国はこの間、『台湾カード』を切り続けている。その目的はとても明確だ」と非難した。(台北=西本秀)

朝日新聞社

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