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80キロ歩いた応援団、順延乗り越え躍動 コールド勝ち

7/9(月) 22:02配信

朝日新聞デジタル

 スタンドから球児にエールを送る「弊衣破帽(へいいはぼう)」のバンカラ応援団。第100回全国高校野球選手権記念岩手大会の球場では9日、ボロボロの学生服やはかま姿で力のこもった伝統の応援を披露した。

【写真】福岡のバンカラ応援団の嶋野将之団長=2018年7月9日、岩手県営

 岩手県営野球場では福岡(岩手県二戸市)のバンカラ応援団が躍動。チームは七回コールドで勝利した。二回に一挙5点が入った場面では、団員たちは肩を組み「空晴れ渡るグラウンドに、なびくは我らの応援旗」と気持ち良さそうに歌った。

 初戦が予定されていた7日、勝利を願うため、学校から球場まで80キロを20時間以上かけて歩いたが、雨天順延のため仕方なく帰宅。9日はバスで球場にやって来た。嶋野将之団長(3年)は「野球部が応援にこたえてくれてうれしい」。

 花巻球場の三塁側応援席には盛岡一(盛岡市)の応援委員会がかけつけた。こちらは裸足にはかま姿。「一高」と書かれた扇子を使った独特の節と振り付けでチームを応援した。

 先代の団長に憧れ昨年8月から団長を勤める大友俊也さん(3年)。試合には敗れたが「声の力で選手を奮い立たせ、場の空気を盛岡一に持って来るのが応援の魅力」と話した。(加茂謙吾、御船紗子)

朝日新聞社