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大谷、メジャー初の代打V弾 田口、イチローに次いで日本人3人目

7/10(火) 5:03配信

スポーツ報知

◆エンゼルス4―3ドジャース(8日・アナハイム)

 【アナハイム(米カリフォルニア州)=小谷真弥】エンゼルスの大谷翔平選手(24)が8日(日本時間9日)、メジャー初の代打本塁打をマークした。本拠地のドジャース戦で同点の7回先頭に代打で登場。勝ち越しの7号ソロを放った。日本人メジャーでの代打弾は昨年のマーリンズ・イチロー(現・マリナーズ会長付特別補佐)以来6人目。大谷はメジャーで初の決勝弾となり、チームは2カードぶりに勝ち越した。

 一撃必殺だった。大谷のバットが生み出した打球は中堅後方の本拠地名物「ロックパイル」へ勢いよく伸びた。同点の7回先頭、代打で登場。2番手右腕・シャーゴワの内角低めツーシームを捉え、勝ち越しの7号ソロを放った。135メートル弾。メジャー初の代打弾は、初の決勝アーチとなった。

 「感触は良かったけど、センター方向だったので入るか分からなかった。投げられない中で、貢献できたのは良かった。かなり久々だったので、うれしかった。うれしい気持ちが強かった」

 本塁打は5月17日のレイズ戦以来、打者出場17試合ぶり。右肘の内側側副じん帯を損傷してから3日に復帰後、6戦19打席目で初アーチとなった。

 前日のドジャース戦での9回。通算254セーブの守護神・ジャンセンの勝負球カットボールを振った際に自打球が右膝を直撃。クールな24歳が、珍しく苦悶(くもん)の表情を浮かべる激痛だった。

 試合後はアイシング治療を施し、この日の試合前にはベンチ裏でジョギング、さらには打撃練習で動きを確認した。ソーシア監督からは2回途中に代打でのゴーサインが出たが、患部には黒いサポーターが巻かれた状態。全力疾走は難しかった。「結果的に全力で走れなかったので、一番いい形になって良かった。塁に残って全力で走るのはちょっと厳しかった」と本音を漏らした。

 晴れ舞台を逃したショックも吹き飛ばした。オールスター戦の出場メンバーが試合前に発表され、指名打者で候補に入っていた大谷は右肘故障による戦線離脱が大きく響いて落選した。「あのレベルの選手(の中で)は難しい。もちろん目指していくんですけど。(来季以降へ)一つ一つやることをやっていければ」と悔しさをにじませたものの、この試合は全米中継された注目のフリーウェー・シリーズ。初戦は自身の盗塁からサヨナラ勝ち、第3戦は代打決勝弾と強烈なインパクトを残した。

 日本人メジャーの代打弾は6人目(9本目)。代打V弾は05年の田口壮(カージナルス)の逆転3ラン、昨年のイチロー(マーリンズ)の勝ち越し3ランに次いで3本目だ。「右膝の状態は75~80%か?」との問いにうなずいた二刀流男は、「自打球は一日一日回復はかなり早い。明日は休み。すごくラッキーじゃないかと。いいところで打てて、次の打席にもすごく良い影響が出てくれる」と前を向いた。実戦不足、手負いでも結果を出す―。大谷のプロフェッショナルが見える一撃だった。

最終更新:7/14(土) 5:40
スポーツ報知

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