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関東の銅スクラップ市況、月初比2万4000~5000円下落

7/9(月) 6:05配信

鉄鋼新聞

 関東地区の銅スクラップ市況は、月初から2万4千~5千円下落。3月下旬以来3カ月ぶりの水準まで軟化した。海外銅市況の軟調に加え、各メーカーの調達意欲の鈍さを背景に原料問屋の商いは閑散模様となっている。

 指標となるロンドン金属取引所(LME)銅市況は足元で続落。3カ月先物は9カ月ぶりに6400ドル台を下回った。米国が6日に中国への追加関税を発動し、中国も報復関税を決定したことで、さらに下降トレンドを継続するとの見方が大勢を占めている。
 国内の電気銅建値は5日に3万円引下げられ、3月27日以来となる75万円まで下落。問屋の在庫には6月に仕入れた80万円台の高値スクラップが積み上がっている。ある問屋は「読みが外れて仕入れた原料が相当量残っている。特に黄銅削粉は、メーカーのリサイクル工程で油分を除去する事前処理が必要となるため『セパめっき材のほうが使い勝手が良い』として不人気品種となっており、だぶつき改善の目途が立たない」と話す。
 また、銅原料のスクラップは発生ものであるため、メーカーと問屋側が四半期ごとにスクラップの需給を反映して、原材料の納入量と価格を決めているケースも多い。伸銅、銅箔、銅管など銅加工メーカー向けの7~9月期積み銅原料長期契約がこのほど一巡し、数量は前回(4~6月期)から約2~3割減、購買条件はおおむね据え置きとなった。鉱山会社も夏場の炉修を控えて仕入れを制限しており、原料問屋にとっては厳しい業況が続きそうだ。

最終更新:7/9(月) 6:05
鉄鋼新聞

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