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ドレイク、全米チャートのトップ10に7曲同時チャートイン ビートルズ超えの新記録

7/10(火) 6:10配信

bmr.jp

ドレイク、全米チャートのトップ10に7曲同時チャートイン ビートルズ超えの新記録

ドレイク、全米チャートのトップ10に7曲同時チャートイン ビートルズ超えの新記録

最新作『Scorpion』が今年最大のデビュー記録で全米アルバム総合チャートで初登場1位となるだけでなく、数々の世界新記録を打ち立てるなど大ヒットとなっているカナダのスター・ラッパー、ドレイクが、全米シングル・チャートでさらなる新記録を打ち立てた。

6月29日に発売されたドレイクの最新作『Scorpion』は、リリースから24時間でのストリーミング再生回数で、SpotifyとApple Music、両方のサービスで世界新記録を打ち立て、さらに、6月29日のリリースから7月5日までの1週間で、音楽ストリーミング・サービスで再生された回数の全世界での累計でも世界新記録となる10億回を突破。アメリカだけで7億4500万回を超えるストリーミング再生回数を記録し、アメリカにおける週間ストリーミング再生回数の新記録を樹立するなど音楽ストリーミング・サービスで猛烈な勢いを見せ、今年最高となる総合およそ73万2000ユニット(1ユニット=アルバム1枚の売り上げ相当)を記録して7月14日付の全米アルバム総合チャートで初登場1位になった。

この圧倒的な勢いにより、『Scorpion』の全25曲が、7月14日付の最新全米シングル総合チャートに同時ランクイン。さらにゲスト参加した曲を含めると、トップ100に27曲が同時チャートインを果たしており、自身が昨年『More Life』で打ち立てた21曲同時チャートインを大きく上回り、同時チャートイン数の記録を更新した。

またこの『Scorpion』のリリースの影響で、これまで4週連続1位・通算で7週1位を記録していたリード曲“Nice For What”がふたたび全米シングル総合チャートの首位に立ち、ドレイクの“Nice For What”は通算8週目の全米ナンバーワンを獲得。これにより、ドレイクの全米1位獲得週数の累計が通算39週になった。またドレイクは、今年1月に発表した“God’s Plan”が11週連続で1位を獲得しており、2018年だけで19週ものあいだ全米シングル総合チャートを制したことになる。

そしてこの『Scorpion』からは、“Nice For What”が1位に返り咲いたのを始め、今週アメリカにおける音楽ストリーミング・サービスでもっとも再生された“Nonstop”が初登場で2位に、“God’s Plan”が前週9位から4位に再浮上。“In My Feelings”が初登場で6位、これまで15位が最高位だった“I'm Upset”が初のトップ10入りとなる7位に上昇し、マライア・キャリーの“Emotions (12″ Club Mix)”をサンプリングした“Emotionless”が初登場で8位、マイケル・ジャクソンの未発表音源を使用した“Don't Matter To Me”が初登場で9位と、実にトップ10中7曲をドレイクが占拠。これは、1964年4月4日付チャートで5曲同時チャートインを成し遂げたビートルズによる歴代最多記録を上回る新記録となる。また、全米シングル総合チャートに初登場でトップ10入りしたドレイクの楽曲は、“Nonstop”、“In My Feelings”、“Emotionless”、“Don't Matter To Me”と4曲あるが、これもまたJ・コールが今年『KOD』をリリースした際に初登場で3曲を同時にトップ10入りさせた歴代最多記録を上回る新記録となっている。

“In My Feelings”は、人気インスタグラマーが始めた #DoTheShiggy という「ダンス・チャレンジ」が流行しつつあり、シアラからオデル・ベッカム、ジェームズ・ハーデン、ケヴィン・ハートといった有名人たちがすでに挑戦。またニューオーリンズでミュージック・ビデオの撮影も行われているとのことで、“Nice For What”に続く1位獲得も今後期待できそうだ。

加えてドレイクは、“Nonstop”、“In My Feelings”、“I'm Upset”、“Emotionless”、“Don't Matter To Me”の5曲が今回初めてトップ10入りしたことで、トップ10ヒット数の累計が31曲に。これにより、マイケル・ジャクソンの持つ、男性ソロ・アーティストによるトップ10ヒット数の歴代最多記録を抜き去り、ドレイクがトップに踊り出た。アーティスト総合でも、ドレイクはマドンナ(38曲)、ビートルズ(34曲)に続き、リアーナと並んで歴代3位タイとなった。故マイケル・ジャクソンにとっても、フィーチャリング・アーティストとして名前のある“Don't Matter To Me”は、2014年に発表された『Xscape』からの“Love Never Felt So Good”(最高9位)以来となるトップ10ヒットとなり、これによりマイケル・ジャクソンのトップ10ヒット数は累計30曲に増えている。

ドレイクはまた、トップ20に12曲が同時チャートイン、トップ40には21曲が同時チャートインとなっており、これもまた、今年5月にポスト・マローンが『beerbongs & bentleys』で樹立した歴代最多記録(トップ20に9曲、トップ40には14曲同時チャートイン)を大幅に塗り替える新記録となっている。

なお、ドレイクの“Nice For What”が1位に返り咲いたことにより、全米シングル総合チャートの首位をラップ楽曲が独占している記録がさらに伸び、24週連続となった。全米シングル総合チャートは、ドレイクの“God’s Plan”が初登場1位となった2月3日付チャートから最新の7月14日付チャートまでずっとラップ楽曲が首位を制しており、ヒップホップが今いかに勢いがあるか、うかがえる結果となっている。

また米Billboard誌は、ドレイク『Scorpion』がリリースされた6月29日より、音楽ストリーミング・サービスのサービス提供方法によって加点を調整する新ポリシーを導入しており、この7月14日付チャートから反映されている。具体的には、全米シングル総合チャートにおいては、有料会員による音楽ストリーミング・サービスでの再生は1回につき1ポイントであるのに対し、Spotifyの無料会員などの広告付き無料プランでの再生は1回につき2/3ポイント、Pandoraなどの自動プログラム化されたプレイリストによる再生は1回につき1/2ポイントと調整されている。

近年、音楽ストリーミング・サービスが急成長する中で、ダウンロード・セールスやラジオ・エアプレイとのバランスが崩れてきていることからの調整措置だったが、「ストリーミングのマイケル・ジャクソン」とまで呼ばれるドレイクの圧倒的な勢いを押し止めるほどの効果はなかったようだ。一部報道では、Apple MusicとSpotifyのアメリカにおける有料会員は2000万人を突破しており、さらに後発のApple Musicがアメリカにおける有料会員数でついにSpotifyを抜いたとも報じられるなど、有料会員数の拡大が反映された結果とも見ることができる。

最終更新:7/10(火) 6:10
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