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カープ・大瀬良「頑張ろう 広島」 豪雨被害のファン、被災者に恩返し誓った

7/10(火) 6:01配信

デイリースポーツ

 広島・大瀬良大地投手(27)が9日、マツダスタジアムを訪れ、「平成30年7月豪雨」と命名された西日本豪雨で被害を受けた広島のファン、被災者へ恩返しを誓った。前日8日夜に東京から帰広。被害の大きさに心を痛めながらも、プロ野球選手として、一生懸命なプレーを約束した。

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 大瀬良は神妙な面持ちで口を開いた。東京から前日8日の夜に帰広。遠征先でもニュースなどに目を通していたが、実際の被害は想像以上だった。いつも応援してくれるファン、そして被災地の人々を思うと胸が痛んだ。

 「もちろん、心が痛いですし。簡単に言葉にできないですね…。野球選手として、今できることをしっかりやっていきたいです」

 時折、言葉に詰まりながらも、率直な思いを口にした。今回の豪雨を受けて長崎の実家は「大丈夫でした」という。広島に住む知人らにも連絡を取り、幸い無事を確認できたが、「いろいろ不自由が出ているみたいです」と被害の大きさを痛感した。

 複雑な心境の中、この日はマツダスタジアムを訪れ、室内で治療に専念した。「この時期にこれだけのイニングを投げたことはないので、多少疲労はあると思う」。前半戦はリーグ一番乗りの2桁勝利をマークするなど、15試合の登板で10勝4敗、防御率2・55。先発ローテの大黒柱として奮闘し、首位ターンしたチームを支えた。

 「一生懸命、やった結果なので。何とか頑張れたところです。満足はしていないです。後半戦は大事な試合が多くなるし、チームに貢献していきたい」

 今後は初出場するオールスターの14日・第2戦(熊本)登板を挟んで、後半戦本拠地初戦の20日・巨人戦に先発する予定だ。豪雨被害に配慮して、9日からの阪神3連戦は中止に。マツダスタジアムでの試合が再開される見込みの20日は、特別な一戦となる。

 「普段すごく球場に足を運んで応援してもらっている。僕らにできることは一生懸命やって、試合に向かっていくこと。そういう姿をみんなに見せていきたいと思います」

 被災者の心に寄り添い、大瀬良はナインの思いを代弁した。広島地方は豪雨こそ収まったものの、被害の爪痕が各地に残る。依然として、行方不明者も数多い。球場前の国旗などは半旗とされた。人々が平穏を取り戻そうとする中、リーグ3連覇を目指すカープがその象徴となる。

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