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米、22兆円相当に追加関税へ=中国は報復表明、摩擦激化

7/11(水) 8:04配信

時事通信

 【ワシントン、北京時事】トランプ米政権は10日、中国から輸入する2000億ドル(約22兆円)相当の製品6031品目に10%の関税を上乗せする追加制裁の手続きを始めると発表した。

 中国は「これまで通り必要な反撃をせざるを得ない」(商務省)と報復強化の方針を表明した。

 米国は、中国の知的財産権侵害を理由に、ハイテク製品など340億ドル相当に25%の関税を上乗せする対中制裁を6日に実施したばかり。月内にもこれを500億ドル相当分へと拡大する方針だが、中国が報復措置を講じたため、制裁の大幅な上積みを図る。

 国内手続きを経て9月以降に実際に発動されれば、知財問題での一連の制裁対象は2500億ドルに達する。中国から輸入する年間総額のほぼ半分に高関税を課すことになり、米中が制裁と報復を繰り返す「貿易戦争」が一層エスカレートしそうだ。

 米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は声明で、中国の知財権侵害について「米国経済の未来を危険にさらす」と非難し、制裁を正当化した。トランプ大統領は、制裁対象が「総額5000億ドルを超えるかもしれない」と、さらなる拡大の可能性を示唆している。

 米国が公表した対象品目案には、中国が巨額の補助金を注ぎ込んで支援するハイテク関連の製品だけでなく、輸入額上位の家具、生鮮食品、葉タバコ、トイレ紙が含まれた。高関税は小売価格の上昇をもたらし米家計にも打撃を与える恐れがある。 

最終更新:7/11(水) 18:59
時事通信