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5Gの人口カバー率は2023年に20% エリクソンが予測する5G時代のトレンド

7/11(水) 13:24配信

ITmedia Mobile

 エリクソン・ジャパンが7月10日、間もなく商用サービスが開始する「5G」を中心として、世界のモバイルネットワークの最新トレンドを説明した。

LTEや5Gの人口カバー率

米国が2018年後半に5Gサービスを開始

 5Gが最も早く開始するのは米国で、2018年後半から2019年半ばの開始を予定している。日本は2019年~2020年に商用サービスを開始する予定で、韓国や中国とともに初期ローンチの市場に位置付けられる。2023年末には、5Gサービスの加入者数は10億を超え、モバイル契約の全体で12%を占めるとエリクソンは予測している。

2019年後半に5Gスマホが登場

 対応デバイスについては、まず2018年に5G対応のモバイルWi-Fiルーターが登場するとエリクソンは予測しており、データ通信専用サービスからになる。また2019年後半には、固定回線向けの5Gルーターも登場する見込み。

 エリクソン・ジャパンCTOの藤岡雅宣氏は、5G対応のスマートフォンは2019年後半に登場すると予測。「チップセットの開発状況に依存するが、今年(2018年)末から来年(2019年)にかけて、どんどん端末が出てくる」と同氏は話す。まずは6GHz帯以下の中帯域に対応したスマートフォンが登場し、その後、高帯域に対応したスマートフォンが登場する見込み。

 5Gスマホは既存のLTEもサポートするわけだが、「これを実現するには、より効率的な技術、コンポーネント、プロセスが求められる」(エリクソン)としている。初期段階では、3GPPに準拠した第1世代の5Gチップセットが使われ、2020年に第3世代チップセットが導入されてからは、より多くの5Gデバイスが出回るとエリクソンは予測する。

高周波数帯をどう活用するかが課題

 5Gで使う周波数帯は、日本では3.6GHz~6GHz、28GHzが見込まれている。ちなみに韓国では2018年6月に5G周波数帯として、3.5GHzと28GHzの割り当てがオークションで決まった。その中で藤岡氏が「面白い話」として紹介したのが、落札価格が3.5GHz帯が1MHzあたり973万ドルだったのに対し、28GHz帯は24万ドルと約40倍もの差があったこと。

 28GHzなどの高い周波数帯は電波の直進性が高く減衰しやすいため、相対的に価値が低いと判断されたのだろう。高周波数帯の弱点を解消するため、特定方向に電波を集中させる「ビームフォーミング」の技術も開発されている。藤岡氏は高周波数帯について「端末の開発も進んでいる。これからの検討課題だと思っているが、技術的にはモバイルでも使えることを示している」との考えを示した。

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最終更新:7/11(水) 16:54
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