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日立建機と日立ソリューション、土木施工現場の進行管理を支援する新サービス

7/11(水) 13:31配信

Impress Watch

 日立建機株式会社と株式会社日立ソリューションズは11日、スマートフォンの動画撮影機能などを利用し、土木工事の作業によって発生する土の体積(以下、土量)を、簡便かつ定量的に把握できるサービスを共同開発したと発表した。両社がそれぞれサービス化し、10月より提供開始する予定。

 今回の新サービスは、日立建機の持つ施工現場のノウハウや現場ニーズの把握力と、日立ソリューションズの位置情報に対する技術力、課題解決力を組み合わせて開発されたもの。通常は、専用機器や専門的な知識、経験が必要な土量の計測を、高精度な位置情報の取得を可能にするネットワーク型RTK測位法(VRS方式)技術や、クラウドを活用した専用アプリケーションで実現するという。

 利用にあたって必要になる機器は、動画撮影と計測結果の確認に必要なAndroidスマートフォンと、高精度に撮影位置情報を取得するためのGNSSアンテナのみ。専用アプリケーションのダウンロード、およびネットワーク型RTK(VRS)補正データ配信サービスの契約をすることで、利用可能になる。

 現場では、現場管理者がスマートフォンの専用アプリケーションで計測対象を動画撮影すると、高精度な位置情報が付いた画像データが自動で生成される。そして、その画像データをクラウド上で処理し、3次元データの生成と土量の算出をする仕組みで、現場管理者は、現場にいながら計測対象の3次元データと土量の計測結果を確認できるとした。

 このサービスを利用すると、これまでは目視によって定性的に把握していた土量を、日々定量的に把握可能になる点がメリット。現場管理者は、より的確な進ちょく管理に基づく段取りの検討などが行えるようになるため、土木施工現場の生産性向上に寄与するとしている。

 なおサービスは、日立建機が「Solution Linkage Survey」として、日立ソリューションズが「GeoMation スマートフォン活用3D計測ソリューション」としてそれぞれメニュー化し、10月より提供する予定。

 また、このサービスで計測した3次元データと3次元の設計データを比較し、その結果をスマートフォンで確認できる機能も、2019年春の提供を計画しているとのことだ。

クラウド Watch,石井 一志

最終更新:7/11(水) 13:31
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