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【検証・豪雨被害】大学はなぜ避難勧告の中、休講にしなかったのか

7/11(水) 12:11配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

自分で判断できる感性を

今回の件を受けて、前出の谷口さんはむしろ、学生に対する防災・減災教育を求める。

谷口さんはこの日、学生に「自分の住んでいる地域に暴風警報が出ていたり、電車が動いていなかったりしたら、自分で(学校に)来てはダメと判断していいと聞いたことはないか」と学生に尋ねると、多くの学生は「聞いたことはない」と回答した。

万が一のことが起きたとき、「『なぜ、そこにいたの』と思われないように、教育されていないことが怖い。危ないなら行かない、という感性を広げる方がむしろ教育機関の役割ではないか」と谷口さんは話す。さらにこんな危機感を抱くのだ。

「このままでは社会人になったとき、這ってでも出勤するような大人になってしまう。いろいろな警報が出ていても、百貨店や店は開いている。従業員は無理して出社していると思う。一旦通学・出社すると、休講になった大学の学生、早めに帰宅するサラリーマンで駅などがごった返し、都市では2次、3次災害が起きてしまう。そのためにも自分で『行かない』と自分で判断できることが必要なのではないか」

(文、木許はるみ)

木許はるみ [Business Insider Japan]

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最終更新:7/11(水) 22:39
BUSINESS INSIDER JAPAN

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