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子猫を世話するミルクボランティア、高知でも始まる

7/11(水) 11:11配信

sippo

 子猫の殺処分数を減らそうと、保健所などに持ち込まれた子猫を一時的に預かる高知県の「子猫ミルクボランティア」制度が始まった。生後間もない子猫の世話は手間がかかるため、すぐに殺処分される。自分で固形のエサを食べられるまで育てて、引き取り手を探す狙いだ。  

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 県食品・衛生課によると、県内2カ所の県の小動物管理センターに持ち込まれる猫は、ほとんどが生まれたばかりの子猫だ。数時間おきの授乳や排泄(はいせつ)の補助が必要になるため、引き取られたその日に殺処分される。昨年度、センターでは1歳以下の698匹が殺処分された。

 3月末から運用を始めた「ミルクボランティア」制度には、個人や団体が登録できる。保健所の職員が登録申請の際に、希望者が子猫を適正に飼育できる環境があるかを確かめる。

 県内5カ所の保健所や県の中央小動物管理センター(高知市)、中村小動物管理センター(四万十市)に子猫が持ち込まれると、県がボランティアに連絡する。ボランティアは2カ月ほど預かり、自分でエサを食べられるようになるまで育てる。粉ミルクや哺乳器具などを県が支給する。

 ボランティアに預けられる子猫は同時期に計6匹まで。育てた後は原則、センターへ返す必要があるが、センターには計6匹分を収容できるオリしかないからだという。

 6匹以上を引き取りたい場合は、個人や団体が各自で引き取り手を探す「譲渡ボランティア制度」を利用して引き取ってもらう。中核市として独自に保健所を持つ高知市は今回の制度を導入していないため、同市の市民は県のボランティア制度に登録できず、同市内で拾われた子猫も対象にならない。

 県食品・衛生課の利岡彩穂チーフは「まだ始まったばかりなので、どのように運用できるか様子をみたい。処分される子猫の数をできるだけ減らしたい」と話す。ミルクボランティア制度に関する問い合わせは同課(088・823・9673)。

sippo(朝日新聞社)

最終更新:7/11(水) 11:11
sippo

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