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春日部駅を高架化…県と市、18年度中の都市計画決定を目指す 東西一体化へ市道など整備、市民に説明会

7/11(水) 10:31配信

埼玉新聞

 埼玉県の春日部駅高架化連続立体交差事業をめぐり県と市、東武鉄道は6月下旬、市内で市民を対象に、説明会を4回にわたり開催。事業の全体像や今後のスケジュールが示された。

東武スカイツリーライン、アーバンパークライン、春日部駅を高架化 周辺の活性化狙う 23日から説明会

■計約2・9キロ

 事業は駅南側の内谷陸橋から東武スカイツリーライン約1・4キロ、同アーバンパークライン約1・5キロ、計約2・9キロを高架化する。

 高架化と合わせ「開かずの踏切」とされた駅北側の県道袋陣屋線、新たに駅南側(ふれあいキューブ・ララガーデン沿い)の市道「東西連絡道路」などを整備。交通の円滑化、市街地分断の解消、安全性の向上を図り、駅東西の一体的なまちづくりを進める。

 県と市は今年度中の都市計画決定を目指す。国の事業認可を経て、事業着手から最短12年での完成を予定している。事業認可、用地買収などで完成が遅れることも想定される。

■踏切10カ所を撤去

 高架化に伴い駅周辺の踏切10カ所を撤去。計画では北春日部、八木崎駅に近い踏切1カ所ずつが廃止になることが明らかになった。説明会参加者からは、通学路として使われている踏切が使用できなくなるなどの指摘があった。市は「今後のまちづくりの中で影響を最小限にするよう検討したい」と答えている。

 工事期間中、東西通路の確保も課題に。現在駅南側の富士見町地下道が主要な東西通路になっている。高架の工事と踏切の除去は段階的に実施するが、現時点で地下道を含め東西通路の位置は未定。工事に向け、東武鉄道は「東西通路を確保することを前提に検討する」としている。

 高架化と合わせ、ホームは現在の3面7線から4面8線へ。輸送力向上に向け、2路線上り下りすべてのホームで特急、急行が普通列車を追い越すなどができるようになる。

■用地買収について

 説明会では、住民からアーバンパークライン南桜井方面の複線化を期待する声も。東武鉄道は将来沿線人口、輸送需要の見込みが増えた場合に検討するとしたが、「現時点で計画はない」としている。

 周辺地権者や地域住民からは用地買収の時期などについて質問が出た。越谷県土整備事務所によると、国の事業認可を得た後、住民向け説明会を開催。用地測量、用地買収を行う予定。「補償は金銭補償となるが、事情に応じて個別に対応させていただく」としている。

 事業計画については県、市のホームページで公表。計画原案について、県の閲覧は17日まで、市の縦覧は24日まで。期間中、意見を述べる申出を受け付け。申出を受け8月5日に市役所で公聴会を予定している。

最終更新:7/11(水) 10:31
埼玉新聞

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