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<中高生SNS調査>問題書込み2割増 個人情報投稿が全体9割 千葉県

7/11(水) 11:28配信

千葉日報オンライン

 千葉県内中高生がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に投稿した内容を県が2017年度に調査したところ、問題のある書き込みが4812人に上り、前年度よりおよそ2割増えていたことが明らかになった。誹謗・中傷など「特に問題」とされる書き込みは減少したが、自分自身の氏名や顔写真など、個人情報を投稿したケースが約9割と多数を占めた。

 県県民生活・文化課によると、今回の調査は県内の全中学校と高校、特別支援学校など約630校が対象。「個人を特定した誹謗・中傷」や飲酒、喫煙などを誇示する「暴力・問題行動」など問題のある書き込みは前年度より892人多い4812人。氏名や顔写真など個人情報の投稿が目立った。

 教育委員会などに連絡し、投稿の削除や生徒の指導を求める「特に問題のある書き込み」は661件で前年度より約150件減少。ただ、「他人の個人情報の公開」が前年度より39件多い135件で、増加数が際立った。犯罪や自殺の可能性がある危険度が最も高い「レベル3」の書き込みは調査以来初めて、1人も確認されなかった。

 学年別では、高校1年が最多の1489人。背景として新入学や新学期に友達を増やそうと無料通話アプリ(LINE)などの連絡先をQRコードに変換して公開するケースなどがあったという。

 こうした状況を受け、県や県内各市も対策に乗り出している。県は生徒や保護者など向けにネットの適正利用を啓発する講演会を実施。同様のネットパトロールは船橋、柏、市原、茂原などの9市でも行われている。

 同課の担当者はネットの普及率や利用時間の長時間化を指摘し、「何気ない投稿が拡散して、トラブルになることもある。ネットは便利だが、適正な利用を」と呼び掛けた。