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今でも残っていた!懐かしい昭和モノ遺産を探る

7/11(水) 22:46配信

FNN PRIME

昭和の時代と共に消えた懐かしい遊びや日用品

昭和の時代。当時は町のそこかしこで見かけたモノや、子供も大人も夢中になった遊び、そしてどこの家庭にもあった日用品の数々。その多くは時代の移り変わりと共に姿を消した…

【画像】昭和世代には懐かしすぎる写真の数々を見る…

と、思いきや!

もう見なくなったと思っていたモノが、今でも生き残っていたのだ!その裏側には、オドロキの使い方あり!当時にはなかった新機能あり!と新たな発見が…

懐かしい品々の今を大調査する「昭和モノ遺産」!意外な魅力を再発見する。

昭和の鉄道旅行 駅弁のお伴「ポリ茶瓶」は今?

まずは、行楽などで電車に乗る時、駅弁のお伴として、いつも傍らにあった、このお茶。その名も「ポリ茶瓶」。
当時はフタの部分をコップにして熱いお茶を飲んでいた。

街でポリ茶瓶について聞いてみると…

「新婚旅行に持って行ったわね。それと冷凍ミカン買ってさ」
「これの方がうまい。持つと熱いんだよね」
「10円とか20円で付いてた。お弁当が200円の時代だからね」

と懐かしがる声が。

「ポリ茶瓶」が発売された昭和30年代は、鉄道の急速な普及が進んだ時代。新幹線の開通などと共に「ポリ茶瓶」も全国に広まり、誰もが目にする商品となった。

ところが!「缶入りの緑茶」が登場すると、「ポリ茶瓶」の需要は激減。あっという間に姿を消してしまった。

それから30年余りが経過した現在、なんと今も「ポリ茶瓶」でお茶を売り続ける弁当店があったのだ。静岡県の伊東駅で60年続く老舗の弁当店「祇園」。人気ナンバーワンは、創業当時から味の変わらない「いなり寿司」。

売り場に懐かしの「ポリ茶瓶」を発見!価格は130円だった。お店の人に聞いてみた。

ーーポリ茶瓶売っているんですね、まだ…

「昭和34年から売っています」

教えてくれた祗園の稲葉光雄(81)さんは、なんと「ポリ茶瓶」を売り始めた頃から働いているレジェンド。50年以上、ここでお茶を淹れ続けてきたそうだ。

稲葉さん:
伊東特産の、ぐり茶という茶葉です

ぐり茶とは、製茶の工程を省くことで、お茶本来の味を楽しめるようにした茶葉のこと。これを伊東の湧き水を沸かしたお湯で抽出すれば完成。結構満杯に入れています。

しかし今時、この「ポリ茶瓶」のお茶をわざわざ購入する人などいるのだろうか?弁当店の1日に密着してみると、取材開始から3時間。赤い服の女性が近づいてきた。

女性客:
おいなりさんを下さい

購入したのはいなり寿司。するとその直後。

女性客:
あぁ~懐かしいお茶だな

稲葉さん:
いかがでしょうか?130円です

なんと「ポリ茶瓶」を購入。 

ーーなんで買ったんですか?

女性客:
懐かしくて。子供のころを思い出しました

さらに…ポリ茶瓶を購入するお客さんが

男性客:
昔から購入しているんで…

ーー伊東に来るたび買っている感じですか?

男性客:
そうです。親戚がいるもんでね

その後も

女性客:
コップで飲むと、ほっとする感じが…

と、次々と「ポリ茶瓶」が売れていく。

ーー1日の売り上げは?

稲葉さん:
今日は12個売れました。今日は良く売れましたね

時には1つも売れない日もあるという「ポリ茶瓶」だが … 

稲葉さん:
数は少ないですけど、昔からあるものを続けたいという。それでやっています

新たに売り始める店も増加している「ポリ茶瓶」。 それは文化を残そうと奮闘する人々の支えがあったからかもしれない。

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最終更新:7/12(木) 12:51
FNN PRIME