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「性は多様」「周りと違って大丈夫」 沖縄・西原でLGBT講演会

7/11(水) 6:00配信

沖縄タイムス

 沖縄県西原町の西原東中学校と西原東小学校の両PTAは6月29日、西原東中学校図書館で、合同家庭教育学級の「LGBT講演会」を開いた。自身も性的少数者(LGBT)で電話相談などを受け付けるレインボーハートプロジェクトokinawa代表の竹内清文さんが「周りと違っても大丈夫! 自己肯定感と多様性の尊重の心を育む」と題し講演した。会場には校区外からも含め約70人が参加。竹内さんの話に真剣に聞き入った。

【写真あり】性の多様性、理解を 2017年に開催された「ピンクドット沖縄」

 「性は多様で、はっきりと線引きできるものではなくグラデーションがある。周りと違っても大丈夫」と竹内さん。

 その理解が進まないため「LGBTの子どもは孤独で、親も受け入れることが難しく、周りに相談しづらくなっている」との現状を訴えた。

 LGBTとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字を取った略称で、それ以外の幅広いカテゴリーを含む性的マイノリティーの総称として使われる。

 人口の約5~7%いると言われており、「40人のクラスだと2~3人、西原町で少なくとも約1750人、県全体で約7万2千人となる」と身近な数字を示し、LGBTの人がいる可能性を意識してほしいとした。

 また自身がピンクの帽子にタンクトップ、半ズボンという服装をしている理由について「自分の心に正直でいい、周りと違っても大丈夫と伝えたい。そして安心させてあげたい」からだと説明した。

 「LGBTの子どもはどんなサインを出すのか」という会場からの質問には、「LGBTかどうか気にするより、その子の良い所を見てほしい。悩んでいる子が相談しやすい人は、自分らしく生きている人。親も自分の心に正直に、自分らしく生きるよう心がけて」とアドバイスした。

 西原南小PTA会長の金城康治郎さんは「性の区別は本当に必要なのか、多くの場合なくす工夫ができるのでは」と感想を述べた。西原東中PTAの文教委員長の赤嶺弘子さんは「悩んでいる子は結構いると思う。親には子どものことや悩みを分かってほしかった」と話した。(仲里真二通信員)

最終更新:7/11(水) 10:15
沖縄タイムス

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