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宝くじ賞金を慈善活動に カナダ元ミスコン優勝者の人生観

7/12(木) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 ミスコンでチャリティー精神をアピールする出場者は珍しくないが、彼女の場合は本物だった!

 宝くじの賞金を全て慈善活動に使っている元ミスコン優勝者に注目が集まっている。

 BBC(6日付電子版)などによると、カナダ・モントリオール出身のレイチェル・ラピエールさん(56)は1982年にミス・ケベック大会で優勝。1年間、ミスとして活動した後、モデル学校を経営するなどして業界でのキャリアを確立した。

 結婚、子育て後に看護師資格を取得し、救急医療に従事しながら、人道活動団体でボランティアをした。

 そして2013年、宝くじに大当たりし、毎週1000ドル(約11万円)を生涯、受け取ることに。普通なら、自分や家族のために使うだろうが、ラピエールさんはすぐに独自の慈善団体「Le Book Humanitaire」を設立。地元モントリオールやハイチ、セネガル、インドなどで貧困にあえぐ人々を支援している。

 活動資金は基本的に寄付で賄われているが、不足分を宝くじの配当金で充填(じゅうてん)しているという。

 ラピエールさんは、BBCに金銭と幸福に関する人生観を次のように語っている。

「新しい車を買うのは素敵なこと。新しい家もそうだし、新しいものは何でもそう。それはすごく楽しいことだけど、幸せになるのに必要なものではありません」

「お金はお金です。人は何も持たずに生まれ、そして人々に思い出だけを残し、何も持たずに死んでしまうのです。私たちはこの世での行いとともに記憶されるのです」

 また慈善活動について、「私たちがやろうとしているのは『善行』の促進です。善行は自転車、食料、医療費など多くのものに変わります」と説明した。

 ラピエールさんはミス・ケベックで優勝する前から、人々に何かを与えることで幸せになるタイプの人間だったという。そして、それは子供のころの体験からきているそうだ。

「貧しい環境で育ち、悲惨で悲しい出来事をたくさん目にしました。そのたびに『私たちみんながちょっとでも手を差し伸べたら、世界は良くなるのに』と心の中でつぶやいていました」

 その通りだろう。

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