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おかゆバーで中心街元気に 浜松・砂山銀座に移動式店舗

7/12(木) 8:52配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 浜松市中区の砂山銀座サザンクロス商店街の朝市などにおかゆの移動式店舗「OKAYU(おかゆ)バー」が登場し、話題を呼んでいる。若者6人が、誰でも食べられる、体に優しいおかゆで浜松の中心市街地を元気にしようと挑戦を始めた。

 建築士の永田拓也さん(37)=中区=、介護施設で働く飯尾みずきさん(34)=東区=を中心に20~30代の男女6人が本業の傍ら、同商店街の第1・3土曜の朝市と第2日曜の「ほしの市」に定期出店する。

 目玉商品は浜松の特別栽培米「やら米か」を貝柱と昆布のだしで炊き、青のりやシラスなど地元食材を具にした「浜名湖おかゆ」。新茶や牛しぐれ煮など季節や量を考えた月替わりメニューや、冷たいおかゆも用意し夏場を乗り切る。自家製の甘酒と牛乳の飲料「甘酒ラテ」も好評だ。

 6人は、空き物件再生による街の活性化手法を学ぶ「リノベーションスクール」で出会い、同商店街での事業提案を実現させた。乳児から高齢者まで食べられ、二日酔いの大人にも優しいおかゆに着目。将来の店舗開設を目指し、認知度や資金の獲得に向け出店形式を選択した。同商店街に多い高齢者の客層を意識したが高齢者には不評。一方で、子育て中の飯尾さんの「母親は外出時に子どもの食事に困っている」との狙いが当たり、子連れや20~40代の女性の支持を得て、出店の誘いも増えた。

 永田さんは「街を変えるのは人の思い。事業継続は不安だが、街中のにぎわいに一役買いたい」と話し、子育てがひと段落した後の事業化や、店舗開設を夢見る飯尾さんは「自分の仕事にできるか試したい」としている。

静岡新聞社