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【滋賀】膳所“脱データ”で初戦突破 上品監督「勝つことが全て。100点です」

7/12(木) 5:58配信

スポーツ報知

◆第100回全国高校野球選手権記念滋賀大会 ▽1回戦 膳所8―3湖南農(11日・皇子山)

 データなしでも膳所(ぜぜ)が完勝した。今春センバツでは、データに基づく大胆な守備シフトを採用し話題になった。この日は極端なシフトは敷かず“脱データ”での初戦突破に、上品充朗(うえしな・みつお)監督(49)は「データよりも投手がしっかり投げてほしいと思っていました。勝つことが全て。100点です」と笑顔を見せた。

 エース右腕の手塚皓己投手(3年)は温存。先発を任された背番号11の長野友樹投手(3年)は初回に3失点したが、その後は得点を許さずに完投した。球速は120キロ台後半止まりというが、コースをつく投球が持ち味だ。手塚を差し置いての夏初戦先発に「長い夏は手塚ひとりでは無理。全員で戦っていく」と、チーム力の向上を強調した。

 膳所では野球部のデータ班部員が対戦打者の打球傾向を分析して、守備シフトに活用している。センバツ後には名門・早実がデータの取得・活用法を研修するために訪れた。2人だったデータ班に今春から6人が加わり体制も強化された。地力をつけたチームがデータも有効活用しながら、春夏連続出場を目指す。(牟禮 聡志)

 ◆膳所のデータ野球 プレーしない部員が相手校の打者ごとに打球傾向を調べ、グラウンドを198分割したシートに記入。そのデータを基に、米大リーグのような大胆な守備シフトを敷く。今春センバツの日本航空石川戦では、4番・上田優弥に対して遊撃手が二塁右に、左翼手は左中間、右翼手は右中間に位置した。上田に2本の適時二塁打を許して0―10で大敗したものの、打球方向はデータ通りで相手からも称賛された。

最終更新:7/17(火) 9:48
スポーツ報知