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“ケータイ”として復活した「INFOBAR xv」 実機を写真で速攻チェック

7/12(木) 15:52配信

ITmedia Mobile

 スマートフォンではなく“ケータイ”として、2007年12月に発売された「INFOBAR 2」以来、約11年ぶりに復活を遂げたauの「INFOBAR xv」。初代「INFOBAR」やINFOBAR 2と同じく、ストレート型のボディーにタイル状のテンキーを搭載。そんなINFOBAR xvの特徴を写真で見ていこう。なお、発売が2018年秋ということでまだソフトウェアが完成しておらず、今回確認したのは画面が点灯しないモックアップとなる。

歴代INFOBARと比較

 INFOBARの象徴的なカラーともいえる「NISHIKIGOI」は継続して採用しているが、従来のINFOBARよりもやや深みのある赤で、どちらかというと深紅に近い色だ。テンキーにちりばめた3色のトリコロール配色も健在だ。加えて、これまでのINFOBARにはなかった「NASUKON」と「CHERRY BERRY」を採用。NASUKONは漢字にすると「茄子紺」。大正時代に流行した伝統色だそうで、漬物のナスに近い色を目指した。CHERRY BERRYは赤紫色と淡い2色の桜色を組み合わせ、これも日本ならではの色といえる。

 従来製品から進化したのは、外周のない「フレームレステンキー」を採用したこと。従来のINFOBARは外側をフレームがぐるっと覆っていたが、INFOBAR xvではフレームがなく、テンキーが側面ギリギリまで迫っている。従来の技術ではフレームがないとキーが取れてしまうが、メーカーの京セラと一緒に、キーが取れない構造にできるよう工夫を重ねたという。また、タイルキーの隙間も従来機より狭まっており、極限まで無駄をそぎ落としたことが分かる。

 背面はINFOBAR/INFOBAR 2と比べてシンプルに仕上がっている。INFOBAR/INFOBAR 2は背面にスピーカー、カバーの切り込み、充電用端子があり(INFOBARはさらに、伸縮するアンテナもある)、やや雑多な印象を与えていたが、INFOBAR xvの背面にあるのはカメラ、フォトライト、auロゴのみ。バッテリーを交換できないのでカバーは取り外せず、切り込みはない。充電用の端子は底面のMicro USB端子のみで、スピーカーは前面に搭載しているので、背面にはノイズが少なく、ツルンとしていて美しい。INFOBARのコンセプト通り、まるで1本の棒(バー)のようなたたずまいだ。

 外観でもう1つ特徴的なのは、ディスプレイ面と背面がわずかに膨らんでいること。両面とも同じレベルでカーブをかけており、無機質な板に温度が加わったような印象を与えている。

 側面にはストラップホールがあり、往年のケータイユーザーにはうれしい限り。SIMスロットとmicroSDスロットは、最近のスマホと同じくピンを刺して取り出す。外部接続端子は先述の通りMicro USBで、ここに直接接続する卓上ホルダも付属する。

 おサイフケータイを搭載していない、バッテリーを交換できないなど、INFOBAR 2から退化してしまった部分もあるが、KDDI 商品企画本部 プロダクト企画部 端末2グループ マネージャーの砂原哲氏によると、「初代INFOBAR、INFOBAR 2と同じ高さ138mmにそろえたかった。その中で当てはめられるパーツをパズルのように検討した結果」だという。

 また、3.1型でワイドVGAというディスプレイのパーツは、5型以上でHD、フルHD以上のディスプレイ全盛の現在はなかなか出回っておらず、調達するのが大変だったそうだ。

 無駄を極限までそぎ落とし、洗練された印象を与えるINFOBAR xv。スマートフォンでない上、削られた機能も多いため、メイン端末として使うのは難しいかもしれないが、「一刻も早く実物に触れてみたい」と思わせるには十分な仕上がりといえる。

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最終更新:7/12(木) 15:52
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