ここから本文です

世界文化賞 日枝氏「芸術は世界の共通言語」 各国で受賞者発表会見

7/12(木) 7:55配信

産経新聞

 ロンドンの王立芸術院で11日に行われた第30回高松宮殿下記念世界文化賞の受賞者発表会見には、記者や関係者ら約100人が出席し、海外メディアの関心を集めた。

 主催者を代表して日本美術協会の日枝久会長が、「芸術は世界の共通言語。国境、人種、言葉の壁を越えて世界の人々の心を豊かにし、ひとつにすることができる。芸術の偉大な力と芸術家に感謝と称賛の言葉をささげていきたい」とあいさつ。

 第22回若手芸術家奨励制度の対象団体に選ばれた「シェイクスピア・スクールズ財団」(SSF)のルース・ブロック代表に、表彰状と奨励金500万円が贈られた。ブロック氏は、「時代、国籍を超えてシェイクスピア演劇祭を末永く続けていきたい」と謝意を述べた。SSFの生徒13人がパフォーマンスを披露すると、同賞国際顧問の英オックスフォード大学名誉総長、クリストファー・パッテン氏ら会場の参加者から、温かな拍手が起こった。

 また、パリのフランス国立ギメ東洋美術館別館で行われた発表会見には、絵画部門受賞者のピエール・アレシンスキー氏(90)と、建築部門受賞者のクリスチャン・ド・ポルザンパルク氏(74)が出席。同賞国際顧問でフランス元首相のジャン=ピエール・ラファラン氏が受賞者を発表し、アレシンスキー氏は「私は日本の書家との出会いに大きな影響を受けた」、ポルザンパルク氏は「大変うれしく、光栄だ。日本を再訪し、新たな発見をするのが楽しみ」とそれぞれ受賞の喜びを語った。会見には約80人が出席。駐仏日本大使や、2015年の同賞建築部門受賞者のドミニク・ペロー氏も駆けつけて、2人を祝福した。

 東京都内での会見には、彫刻部門受賞者の中谷芙二子氏(85)が出席。中谷氏は「大変立派な賞をいただくことになり、光栄なことだと感謝しております」と受賞の喜びをかみしめた。(ロンドン 岡部伸、パリ 三井美奈) 

最終更新:7/12(木) 8:12
産経新聞