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宇宙に行けるぞー! Blue Origin、宇宙旅行のチケットを2019年から発売する予定と発表

7/12(木) 7:11配信

ギズモード・ジャパン

アマプラ会員に割引はないのかな…。

Amazon(アマゾン)創業者のジェフ・ベゾスが設立した民間宇宙開発企業Blue Origin(ブルー・オリジン)は、弾道飛行の宇宙飛行チケットを来年から販売するつもりだと発表しました。 その価格は不明ですが、同社はNew Shepard初の有人飛行テストを「近いうちに」行なうつもりであるとのこと。

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先週ワシントンD.C.で開催されたアマゾン・ウェブ・サービスのパブリックセクターサミットでのBlue Origin社Rob Meyerson副社長による基調講演中、この発表がされたとSpaceNewsのJeff Foust記者は報じています。

「近いうちに、最初のテスト乗客を飛ばし始める予定だ」と同副社長は観衆に言い、さらに「2019年にチケットを売り始めるつもり」と付け加えました。再利用が可能なNew Shepardに搭乗するフライトの価格は明かされませんでしたが、安くはならなそう。1席5万~25万ドル(編注:約545万円~2725万円)になるだろうと推定されています。

チケットを購入する余裕がある人は、きっと楽しみでしょう。New Shepardのカプセルは6人乗りで、内部はNASAのマーキュリーカプセルの10倍以上の空間という、かなり広々とした530平方フットの空間となっています。New Shepardの再利用可能なロケットの動力源となるのは、11万ポンドの推力を提供するBE-3エンジン。カプセルがカーマン・ラインという地球の大気圏と宇宙空間を分かつ境界線(海抜高度およそ100km)を越えたら、乗客はシートベルトを外して無重力状態を体験できるようになります。その後、パラシュートで降下して、テキサスの砂漠に軟着陸して飛行は終わります。

遡って4月、Blue Origin最高経営責任者のBob Smith氏は、同企業は宇宙船が「良い状態で安定しており、飛行できる用意ができている」ことを確認するプロセスにあり、その後にチームは「価格と全体のプロセスがどんな感じになるのかを内部で話し合う」だろうと語っていました。

そして今、ジェフ・ベゾスが設立した会社が来年に弾道飛行のチケットを販売し始めることが現実的になりましたが、それはフライトが近いうちに実現されると保証するものではありません。

例えばVirgin Galactic(ヴァージン・ギャラクティック)社は、SpaceShipTwoが宇宙空間にギリギリ届くようになるにずっと前、10年以上も前にチケットの前払金を徴収し始めました。リチャード・ブランソン率いる同社はチケット1枚あたり20万ドル(訳注:約2180万円)で販売し、およそ6642万8500ドル(訳注:約72億円)の前払金を集めたのです。野心に燃える宇宙観光企業は、予定されたスケジュールを高く評価しすぎることで有名とも言えます。前金を支払い済みの宇宙ツーリスト2人を今年後半に月を周回して戻るという計画を延期したSpaceXの例もあります。

それに批判的に言えば、Blue OriginはまだNew Shepardの有人飛行テストを実施していません。これまでに同社は打ち上げテストを8回実施しており、直近だと4月29日に行われました。このテストでは離陸、クルーカプセルの分裂そしてパラシュートでの軟着陸に成功しています。

次のテスト飛行の日程は明らかにされていませんが、Blue Originは今夏の後半に実施する予定とのこと。さらに今年の後半には、いよいよ有人飛行でのテストも始めるそうです。

Image: Blue Origin, YouTube
Video: YouTube
Source: SpaceNews(1, 2), AWS, Reddit, the Guardian

George Dvorsky - Gizmodo US[原文]
(たもり)