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副業は、本業にも「相乗効果アリ」。 受け入れる企業人事部の本音は…?

7/12(木) 7:00配信

ハフポスト日本版

政府が今年1月に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を打ち出して以降、ますます注目が集まっている「副業」。広がりは遅いという指摘もあるが、大企業でも認めるケースが出てきている。成功例も少なくないようだ。企業の人事部や経験者が7月3日、都内で副業をテーマとするイベントを開いた。

イベントは、クラウドソーシングをはじめとしたフリーランス総合支援サービスを手がける「ランサーズ」とハフポスト日本版の共催。ソフトバンク、Yahoo!、コクヨ、新生銀行などの担当者・副業経験者たちが登壇し、実際のケースをもとに話し合った。

コツ1:副業を会社に言うときは「周りから攻める」

コクヨ株式会社でデータを活用した顧客マーケティングに携わる岸健二さんは、2014年ごろから音楽を作って売る「副業」を行なっている。

実はコクヨでは、「副業」は原則禁止。岸さんは、上司や同僚の理解を得るには「周りから少しずつ攻めながら、きちんとオープンに相談をした」と明かした。

「人事や上司と、オープンに会話をすることは重要だと思います。日本の会社は保守的な部分もあるので、最初は勇気が必要でしたが、後ろめたさを抱えたまま副業に取り組むのも、自分としては健全じゃないなと思いました」

「最初は、いきなり上司に副業の相談をするのではなく、周辺から攻めました(笑)。『飲み会で言っといてよ』『探り入れといてよ』などと、同僚を少しずつ巻き込みながら、上司に正直に打ち明けると、親身になって受け止めてくれました。しっかり話を聞いてくれて、副業が本業に競合しないなどのシンプルな条件をつけて、認めてもらえました」

副業の経験が本業で活かされるなど、ポジティブな相乗効果を見出しているという。

「副業で音楽を作りはじめてから、本業においても、それまでとは違う、新しい視点が加わりました。本業でイベントを運営することがあるのですが、音楽制作で学んだ演出方法や人脈をフルに活用しています」

「音楽一本に絞ってそれだけで食べていくっていうのも、それはそれでしっくりこないと思います。本業の方で感じるストレスやプレッシャーが、副業の音楽制作において、大きな原動力やアイデアの源になっている気がするんです」

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