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北朝鮮の外貨獲得手段がアフリカにあった

7/12(木) 6:30配信

FNN PRIME

史上初の米朝首脳会談は、決裂や破たんもなく無事終わった。
しかし、北朝鮮には今も国連の制裁が科されており、海外での労働などは禁止されている。北朝鮮は一刻も早い制裁解除を要望しているが、その制裁が解除された時、北朝鮮は一体どのようにして外貨を獲得しようとしているのか。
いかにも北朝鮮らしいビジネスの象徴をアフリカで見つけた。

【写真】これが北朝鮮がセネガルに建てた「ルネサンス像」だ

アフリカの発展と未来の象徴「ルネサンス像」

私はサッカーW杯の対戦国取材のためアフリカ・セネガルを訪れた。
首都ダカール市内を歩いていると、不自然に大きな像が目に飛び込んできた。
「何だ。これは。」
異様な存在感を放つ巨大な銅像、その高さはニューヨークの自由の女神を超える52m。その名も「ルネサンス像」。2010年に建築され地元の人や観光客の間では、人気のスポットとなっていた。

「像は地元の誇りだ」と近所の人は言う。
階段を上がり足元まで行くと、ダカール市内が一望できる。絶景だ。
像の内部に入ることも出来た。入場料は日本円で約1300円。セネガルでは高額だ。内部はかなり綺麗で、シアターや民族博物館もある。エレベーターまであり、展望台がある男性像の頭部まで上がると、そこから市内の景色だけでなく、女性像の顔を上から眺めることもできた。

ではこの像、一体誰が何の目的で建てたのか?
セネガル人建築家のアテパさん(70)に話を聞くと、
「大統領からの依頼で、アフリカの発展や未来を象徴するこのモニュメントを考えた。アフリカにとってパリのエッフェル塔のようなものだ」と誇らしく語っていた。

セネガルには銅像建築の技術がない

ところが、インタビューをすすめていくと興味深い事実が分かった。アテバさんは、
「セネガル人には銅像建築の技術がないから北朝鮮に頼んだ」
と言うのだ。つまりこの像、北朝鮮によって建てられたのだった。

アテパさんは彼らの仕事ぶりについて
「真面目で仕事好きで、よくやっていた。プロフェッショナルだ。約束の工期である18ヶ月も、しっかり守った。セネガル人にとっても良い見本になった」と評価する。

地元の人達も、「北朝鮮の人達はアーティスト。とても尊敬している」と歓迎していた。

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最終更新:7/12(木) 8:25
FNN PRIME