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西日本豪雨 小ネギ相場が急騰 九州産の出荷落ち込む

7/12(木) 11:01配信

日本農業新聞

 西日本豪雨の影響で、小ネギの相場が急騰している。11日の日農平均価格(各地区大手卸のデータを集計)は1キロ966円と、この1週間で4割上げた。主産地の九州で畑の浸水被害などが相次ぎ、今週に入って出荷量が落ち込んでいる。卸売会社は「夏本番を迎えて薬味の需要が強まる時期で、絶対量不足。当面は増量が見込めず、上げ基調が続く」と見通す。

 東京都中央卸売市場大田市場では11日、福岡産「万能ねぎ」が1袋(100グラム・AM級・高値)173円と前日比11円高、大分産「味一ねぎ」が1袋(同)162円と22円高。卸売会社は「西日本豪雨により品薄となった」と説明する。

 主産地のJA全農ふくれんは「県内の作付けの4割に当たる約30ヘクタールで浸水被害に遭った」と説明。出荷量は今週に入って1日当たり2000ケース(1ケース3キロ)で、平年の3割減という。収穫直前の小ネギが被災し、月内は出荷量の回復が見込みにくい状況。「通常出荷に戻るのは早くても8月になる」と厳しく見通す。

 東京都内のスーパーは、九州産の小ネギを1袋98円(税別)と、豪雨前の安値相場を受けて前年の2割安で販売。薬味需要が活発で、今月上旬の販売点数は6割増と好調だった。災害による出回り減を受け、「今後は売り場縮小や売価引き上げといった影響が出るかもしれない」と話す。

最終更新:7/12(木) 11:01
日本農業新聞