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「私も前を向いて」小林麻耶さんが“職場”復帰番組で語った「頑張りすぎた仕事人生」

7/12(木) 12:12配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

6月27日に新聞のテレビ欄を見たら「今夜くらべてみました」(日本テレビ)の枠に「小林麻耶3年ぶり…涙」とあった。

小林さんが体調を崩して休み、その間に妹・麻央さんを亡くしたことは知っていた。長く仕事を休んだ人が職場復帰するのは大変だ。気にかかり、チャンネルを合わせた。

画面の中の彼女は、一生懸命だった。お約束の「ぶりっ子キャラ」ポーズで登場、モテ話などもこなし、そこから休業中の心境を語った。まじめに働く、とても気を遣う、そして正直な人だと分かった。それゆえにつらいことが多かろうことも、容易に想像がついた。

名刺がわりのモテトーク

小林さんは確かに、38歳という年齢にしては子どもっぽい仕草をする。プライベートを追ったVTRでも、興に乗れば乗るほどそういう仕草をしていたから、「作っている」というより長い間の習慣というか癖というか、もうそれ抜きでは自分ではない。そんな感じなのだろう。

だが番組は、もちろんそこを強調する。

まずは6歳の時の写真を紹介。両頬に人差し指を当てたポーズ。「子どもの頃から可愛い可愛いと言われたでしょ」と司会者に聞かれると、「そうは言われませんでしたが、愛嬌があったので、友達よりたくさん飴やキャラメルをもらえて、どうしてなんだろうと思ってました」と答える。

大きな目をもっと大きくさせ、小首をかしげる。「変わらぬぶりっ子ぶり」をアピールすることが、「復活しました」の名刺がわり。そんな展開だった。

もう1枚、中学時代の写真が紹介された。清楚で賢そうな美少女。「1年間で60人に告白された」と小林さんが明かす。そして、最初はその度にドキドキしたが、そのうちに「あれ、今週は誰も来ないのかな?」と感じるようになったと続ける。

なるほど女子アナというものは、普通にモテるくらいではなれないのだと感心するが、これも名刺がわりのトークなのだろう。「元気になりました」の挨拶回りが続いた。

「ワクワクする仕事に満足してた」

だが徐々に、彼女の本音というか正直なところが見えてきた。

なぜ誰とも付き合わなかったのかという質問に、サラリと「ごめんなさいした男子が力のある女子と仲がよく、女の子たちにいじめられたりして」と答える。ああ、そういうことが、この人を作っているのだと思わせる受け答えだった。

次に司会の後藤輝基(フットボールアワー)が「麻耶ちゃん、いろいろあったやんか。大変なこともありました」と振り、男性に頼りたいと思ったことはなかったか、と尋ねた。

答えは、「こういう時に彼氏がいてくれたら、どれだけ心強かったかと思いますし、結婚もできていたら、ご家族の方にも心を許せて甘えられる人も増えていたりして、私は本当に何をやってたんだろうと思うことが、何度もありました」

結婚していない相手の話を「ご家族の方」と表現する。まだ見ぬ相手にまで気を遣う、過剰な防衛本能。これでは人に甘えられない。こういう人が仕事をすると、しんどいことも多いだろうなあ、と思って見ていたら、小林さんはこう言った。

「仕事、頑張り過ぎちゃったかもしれません。スタジオってすごく楽しいし、すごくワクワクするから、それだけで満足してしまったのが正直あります、本当に」

ワクワクという表現、すごく分かった。華やかな仕事に限らず、働くモチベーションが「ワクワク」である女子が多いこと、長年働いてきた実感だ。

小林さんは生放送中に倒れ、休業した。2016年のことだ。2003年にTBSに入社し、フリーになったのは2009年。大学を卒業して倒れるまで、会社員として6年、フリーで7年、ほぼ半々をワクワク働き、倒れた。

それから2年。復帰にあたり「仕事ばかりしてきた」ことを反省していた。「ワークライフバランス」が推奨される時代なのに、振り返ればワークばかり。ライフは置いてきぼり。ライフを充実させておけば、もっと違ったろうなーと後悔がにじんでいた。

ああ、「女子アナ」も「働く女子」なんだ。そんな当たり前な事実に気づかされた。一生懸命働き、与えられた役割(例えば「ぶりっ子」)をこなす。そういう真面目な女子が、一生懸命の揚げ句、後悔している。

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最終更新:7/12(木) 12:12
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