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ため池で死亡事故件数「7月」最多 救助ネットの効果は?〈宮城〉

7/12(木) 19:27配信

仙台放送

仙台放送

1年のうちため池で死亡する事故件数が最も多い月が「7月」です。これを受け12日、ため池の斜面に対策を講じる公開実験が行われ、転落した人を救助する方法を確認しました。

宮城県大崎市松山金谷にある深さ約2メートルの二ノ沢ため池。
ため池から斜面を上ろうとしますがー。

溺れた想定の人
「ダメですね、滑って、行けないですね」

ため池に落ちてしまうと自力で陸に上がるのは困難です。
そこで、ため池の斜面に特殊な繊維素材を使った錆びない救助ネットを設置。
子どもに見立てた5キロほどの人形を抱えながら斜面を登ります。

救助ネットを体験した 大友正明さん
「ネットの方だと踏ん張りがきくので容易に赤ちゃんを抱えながらでも上の方に登れるので簡単に上がれると感じた」

これは、全国でため池で死亡する事故件数が、7月が最も多くなることを受け行ったもので、県内では2016年7月に釣りをしていた親子3人が大衡村の沼に転落して死亡。
去年7月にも、大崎市のため池に小学校1年生の男の子が転落して死亡しています。
12日の公開実験で救助ネットが転落した人の命を救う有効な対策となることを確認しました。
しかし一方で、救助ネットが普及していないのが現状で、水難学会では転落した場合、まずは仰向けで浮く「背浮き」の状態で救助を待つことが大切だと訴えます。

水難学会 安倍 淳 理事
「水面にフラットに水平になる。空気をいっぱい溜めること、リラックスすること、腕を広げて大の字になることが大きなポイント」

国によりますと、昨年度、ため池の事故で全国で27人が死亡しているということです。

最終更新:7/12(木) 19:34
仙台放送