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数メートルの巨岩、被害拡大…山から住宅地へ

7/12(木) 15:21配信

読売新聞

 西日本の記録的豪雨による土砂崩れのうち、広島県内では山から直径数メートルの花こう岩が転がり落ち、住宅地の被害を拡大させた可能性があることが、産業技術総合研究所の分析で判明した。岩は「コアストーン」と呼ばれ、過去に他の地域で起きた土石流災害でも確認されている。専門家は、山間地の表土が降雨で崩れる「表層崩壊」が引き金となり、大きな岩が住宅地を襲ったとみている。

 産総研の斎藤真博士(地質学)によると、中国地方や九州北部の山間部には花こう岩が多い。この近辺では、花こう岩が風化して生じた真砂土(まさど)と呼ばれる崩れやすい砂と、風化せずに残ったコアストーンが確認できるという。

 斎藤さんは今回、入手した広島県熊野町の被災地画像や映像を精査し、多数のコアストーンが住宅地を襲っている点に着目した。その原因として、降雨による表層崩壊が起き、大量の土砂と雨水が沢などにあるコアストーンを巻き込んで、流れ下ったとみられるという。

最終更新:7/13(金) 12:15
読売新聞