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森保氏が監督就任前向き、田嶋会長「候補の1人」

7/12(木) 4:56配信

日刊スポーツ

 サッカー日本代表次期監督候補の主軸、W杯ロシア大会の森保一コーチ(49)が就任に前向きであることが11日、分かった。日本協会が日本人路線の継続を再確認し、同コーチの昇格を検討している中で本人の意向と合致。13日以降に関塚技術委員長と接触する可能性が出てきた。協会の田嶋会長もロシアで単独取材に応じ、初めて森保氏に言及。「候補の1人かもしれない」と否定しなかった。新監督を推挙する技術委員会は20日にあり、森保氏は20年東京五輪代表とA代表の兼任監督を要請される見通しだ。

【写真】22年W杯カタール大会 主な予想メンバー

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 日本代表の次期監督に近づいている森保氏の意向が判明した。日本協会の関係者によると、本人は8月にU-21日本代表を率いて臨むジャカルタ・アジア大会に集中しているが、責任感が強い性格だけに正式オファーが届いた場合は受諾する可能性が高いという。その場合は20日の技術委員会を経て、26日の理事会で承認される流れだ。

 W杯視察でロシア滞在中の関塚技術委員長が帰国する13日以降、踏み込んだ意思確認が行われる見通し。17年秋に森保氏が五輪監督に就任した際は、当時の西野技術委員長が委員会の前に森保氏と極秘接触した上で、人選の一任を求めた経緯がある。関塚氏も同様の手順を踏む可能性が高い。別の関係者によると、森保氏は18日のJ1湘南-鳥栖戦(BMWス)を視察する予定。W杯を視察している田嶋会長が同日に帰国する予定のため、20日の技術委員会の直前に最終的な会談があるかもしれない。

 その田嶋会長も、FIFA理事としてサンクトペテルブルクで準決勝フランス-ベルギー戦を見た後、初めて森保氏について言及した。日刊スポーツの単独取材に応じ「まだ何も決まってないよ」と前置きした上で「何人か候補がいる中、候補の1人かもしれない」と否定しなかった。10日朝に出国した際は、西野監督の続投について「100%ない」と歯切れ良く、一部で就任が伝えられた元ドイツ代表FWクリンスマン氏も「99%ない」と断言。一方で森保氏に関しては「技術委員の話し合いを待ってから決めたい」と道は閉ざさなかった。また、関塚技術委員長とは「明日、モスクワのスタジアムで会おうと思っている(11日の準決勝2試合目)」と明かし、今後について協議することを示唆した。

 東京五輪を目指すU-21代表とA代表の活動は、今夏のアジア大会に出場する前者(9月2日まで)と国際親善試合(同3日から)がある後者と、決勝まで勝ち進んだ場合は移動と重なる。メンバー選考、活動計画などクリアすべき問題は多いが、世代交代に関しては田嶋会長が、9日に更新した協会ホームページのコラムで「東京五輪が4年後(22年W杯カタール大会)のSAMURAI BLUE(日本代表)の進化の鍵を握っている」とつづっている。森保氏が兼任すれば同じ指針で強化が図れることも、説得力ある決断の後押しになりそうだ。

 5月の技術委員会では「日本人路線の継続」が提案され、ほぼ全員が賛成。その基準を満たす形で森保氏はコーチとして、西野監督の下で帝王学を学んだ。下馬評を覆し、16強入りした西野監督が続投要請を断って“勇退”したため、協会は森保氏に照準をシフト。同氏の負担を軽減する体制整備も、招請に並行して不可欠な協会の仕事になる。

最終更新:7/12(木) 7:32
日刊スポーツ

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