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西日本豪雨 深刻な爪痕、見えてきた課題も

7/12(木) 19:31配信

関西テレビ

関西テレビ

西日本を中心に大きな被害をもたらした豪雨災害。
関西各地でも日に日に爪痕の深さが明らかになってきています。

住宅の裏山から大量の土砂が流れ込んだ神戸市灘区篠原台。
住民たちは猛暑の中、住宅街を埋めつくした土砂を掻き出す作業に追われました。

【住民】
「避難指示が解除できないと、大手をふってボランティアの方も来れないと言っているので。そこを早くなんとか、外してほしいんですけどね」

一向になくならない土砂の山。

そんな住民にとっていま最も気がかりなのが「ゲリラ豪雨」です。
局地的な大雨によって山の上でせき止められている土砂がさらに流れてきて二次災害となる恐れがあるのです。

【住民】
「上の(土砂)が流れてきたら本当に危ないから」
「自然のダムが出来てると思う、そこを排除しない限りは次の土石流が必ず雨が降った時に起きる」

更なる危険と隣り合わせの被災地では、住民たちの不安な生活が続いています。

【舞鶴市の農家・山口宏和さん】
「ようやく来られるようになってきたらこの状態」

京都府舞鶴市のこちらの農家では今回の豪雨で大きな被害を受けました。
すぐ近くを流れる由良川の支流が氾濫し、京都名産の「万願寺甘とう」のハウスが水没したのです。

ハウスは2mの高さまで水に浸かり、出荷直前だった3トンもの万願寺甘とうは泥だらけで無残な姿に。
被害総額は約250万円に上るということです。

【山口さん】
「さあ今から(収穫)っていうときにやられた。早くとって逃げようと思ってたけど、浸かっちゃったら。どうしようもない」

一方、今回の豪雨災害では新たな課題も見つかりました。

亀岡市の市立病院では多くの医師が隣の京都市内から通っています。
しかし、今月5日の大雨で病院へとつながる国道やJRなどの交通網がすべて遮断され、ほとんどの医師が出勤できなかったのです。

道路は通行止めになり大渋滞になりました。
翌朝、医師18人のうち出勤できたのはわずか1人。

当直の医師とあわせて3人でおよそ90人の入院患者の対応を行ったため、外来診療を中止し救急体制も取れなかったということです。

事前の対策はできなかったのでしょうか?

【亀岡市立病院・佐々木健管理部長】
「(医師が)泊まる場所がないっていうのが正直なところで、どうなるかっていうのは、その時はわからなった」

災害で直面する様々な課題が浮き彫りになってきました。

関西テレビ

最終更新:7/12(木) 19:31
関西テレビ