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まさにスター!日本ハム・清宮、カーブ狙い撃ちフレッシュ球宴弾

7/13(金) 7:00配信

サンケイスポーツ

 フレッシュオールスターゲーム(12日、ウエスタン選抜3-1イースタン選抜、弘前)これぞ、千両役者だ! プロ野球の若手有望選手によるフレッシュオールスターゲームは、ウエスタン・リーグ選抜が3-1で勝利した。日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(19)=早実高=は、イースタン・リーグ選抜の「3番・DH」で先発出場。2点を追う四回の第2打席に右越えソロ本塁打を放ち、優秀選手賞(賞金50万円)に輝いた。通算成績はウエスタン選抜の28勝20敗6分けとなった。

 “津軽富士”と呼ばれる岩木山を右翼席後方にのぞめる愛称「はるか夢球場」。清宮のすさまじい打球が、その岩木山に向かって加速した。

 「気持ちよかったですね。あまり打てると思わなかった。空振りばかりでタイミングが合っていなかったので、変化球に合わせられてよかった。(スタンドに)行ってくれという感じでした」

 2点を追う四回先頭で迎えた第2打席。ウ選抜の4番手、藤嶋(中日)の初球138キロの速球を豪快に空振りした直後、117キロのカーブを完璧に捉えた。一回二死で迎えた第1打席は阪神のD1位・馬場(仙台大)の133キロの変化球に空振り三振。これを見たイ選抜の巨人・川相2軍監督の「(第2打席は)カーブもあるよ」という助言を受け、狙いすましたように右翼ポール際に運んだ。

 若手の登竜門と呼ばれる年に1度の祭典。千両役者ぶりをいかんなく発揮した。ヤクルトのD1位・村上(九州学院高)、ロッテのD1位・安田(履正社高)の高卒新人トリオでクリーンアップを結成。試合前の打撃練習では、柵越えを連発する村上と安田に「みんな、すごかった。負けられない」と静かに闘志を燃やしていた。見事、主役の座を射止め「お互い高め合って、みんなで上のオールスターでクリーンアップを打ちたい」と声を弾ませた。

 この日、東北新幹線に乗って初めて青森に足を踏み入れた。早実高時代は、招待試合で全国を転戦。「何もせず帰ってくるのは申し訳ない」と、訪れた熊本、沖縄、愛知など全国各地すべてで本塁打を打ったことは今でも自慢だ。ファンを喜ばせたい気持ちは、プロ野球選手になってからも同じ。豪快な放物線は、球場を訪れた8715人の心に強く刻まれた。

 フレッシュ球宴では1992年にイチロー(オリックス)、2004年に青木(ヤクルト)、09年に中田(日本ハム)ら球界を代表するスターがMVPを獲得した。2点を追う九回先頭で迎えた第4打席は望月(阪神)の155キロの真っすぐを捉えるも左飛。イ選抜が敗れたため、MVP獲得は逃したが優秀選手賞に輝いた。

 「優秀選手賞に、恥じないプレーをこれからしたい。ここで取ったから一流になれる保証はない。この後の頑張り次第です」

 前日11日に出場選手登録を抹消されたため、後半戦は2軍スタートが決定。1軍での活躍を夢見て、怪物はこれからも打ち続ける。

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