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阪神・島田、鳥谷以来14年ぶり盗塁決めた!1度失敗してもチャレンジ/F球宴

7/13(金) 7:00配信

サンケイスポーツ

 フレッシュオールスターゲーム(12日、ウエスタン選抜3-1イースタン選抜、弘前)背負う番号に恥じない走りで、みちのくのお祭りを駆け抜けた。鋭い眼光で、包囲網をかいくぐる。フレッシュ球宴初出場の阪神D4位・島田海吏外野手(上武大)が、会心の二盗を決めた。審判の両手が横に広がると、ちょっぴりほっとした表情を浮かべた。

 「相手が警戒している中で決めたいと思っていました。キャッチャーは違いますけど、アウトになった後もチャレンジして成功できたので良かったです」

 見せ場は3-1の六回。二死から四球で出塁すると、次打者・谷川原(ソフトバンク)の4球目にスタートだ。際どいタイミングも、見事に二塁を奪ってみせた。ウエスタンではリーグ2位の19盗塁。プロ入り後から培ってきた自慢の快足を、みちのくのファンにお披露目だ。四回無死でも右前打を放ち「シーズン中にはないようないい当たりでした」と笑みがこぼれた。

 虎で盗塁を決めたのは2004年のルーキーだった鳥谷以来、14年ぶり。その後の鳥谷の活躍は語るまでもない。二回に仕掛けた二盗はアウトとなったが、偉大な先輩が通った道を、これから島田が歩んでいく。

 背番号の重みは、自身でも十分わかっている。虎入りし、赤星憲広氏(野球評論家)と同じ「53番」を手渡された。甲子園施設内にある、首位打者や最多勝など歴代のタイトルホルダーが一覧に載っているプレート。島田にはどうしても、堂々に輝く赤星氏の5年連続盗塁王(01-05年)が目に入ってしまう。

 「いつもその近くにカバンを置くんですけど、やっぱり見ちゃうんですよね…。数字もそうですけど、本当にすごい記録です!」

 入寮時には大先輩の著書「頭で走る盗塁論」(朝日新書)を持参。今でも欠かさず読み、足に磨きをかけ続けている。開幕は1軍で迎えたものの、ニアミスで会うことはできず肩を落としたが、塁を奪う度に、憧れの先輩へと近づいている。

 「力強いスイングを目指していきたい。高いレベルの中でできたのはプラスになると思います」

 目指すのは当然、1軍の舞台。期待と重圧を背負い、虎の新しいスピードスターになる。

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